赤ちゃんの正しい抱き方赤ちゃんの頭は柔らかくてぷよぷよしていますよね。産院や育児書でも強く押さないようにと指導されます。

赤ちゃんの頭の形は変わりやすいので、いつも同じ向きで寝ていたりすると下になっている側がへこんだりします。簡単に頭の形がいびつになってしまうので、ビックリですよね!

赤ちゃんの頭の形がいびつになってしまったら、いつまでにどうやって治せばよいのか、悩みますよね。そんな赤ちゃんの頭がいびつになる原因や治す方法についてまとめました。

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赤ちゃんの頭が柔らかい理由は?

赤ちゃんの頭の骨はまだ固定されていません。これは、産道を引っかからずに通るために頭を小さくするためです。頭の骨が重なり合うことで頭の形が小さくなり、産道を通り抜けていきます。また、赤ちゃんの脳は生まれたときには350g程度ですが、生後1年で1キロにまで成長します。この急激な成長についていくために頭蓋骨は完全に閉じていないのです。

どんな形にいびつになる?

赤ちゃんの頭の歪みには主に5つのタイプがあります。

いびつな頭の形5つのタイプ

  • 斜頭症
  • 短頭症
  • 長頭症
  • 小頭症
  • 狭頭症

タイプ1 斜頭症

もっとも多い頭の歪みのタイプが斜頭症です。後頭部のどちらか片方がへこんでいて、もう片方が飛び出ているような頭の形のことです。

タイプ2 短頭症

後頭部がペシャンコになる形で、いわゆる絶壁です。長時間、仰向けに寝ることで後頭部が圧迫されることで起こります。

タイプ3 長頭症

鼻から後頭部がまでの長さが長くなる頭の形です。左右どちらかの横向きに寝ている時間が長いとその面が圧迫されていきます。低体重出産児は生まれた直後からしばらく新生児集中治療室(NICU)で過ごすことがあります。その時、チューブなどを装着するために横向きに寝かされるので、長頭症になりやすい傾向があります。

タイプ4 小頭症

頭の形を変形させる病気の1つです。これは、脳の発達が遅れたり、停止することにより頭の大きさが異常に小さくなる病気です。

タイプ5 狭頭症

狭頭症とは、頭の骨が早期にくっついたり、縫合の一部が欠けたりして頭の形がいびつになってしまう状態のことです。脳は発達しているのに頭蓋骨が大きくならないという症状です。赤ちゃんの首が座っても頭のいびつさが気になるときには医師や小児科で相談してみてください。医学的に見てもらえるので安心ですよ。

頭の形がいびつになる5つの原因

ポイント

頭の形がいびつになる原因は大きく分けて2つです。

  • 先天性→子宮が狭い、分娩時の力
  • 後天性→赤ちゃんの向き癖、ベビーカーやバウンサーの長時間の使用、抱っこの向き

他にも小頭症や狭頭症など病気の場合もあります。

原因1 子宮が狭い

ママの子宮が狭い場合、赤ちゃんが動き回るスペースが限られ、頭の形がいびつになることがあります。初産の場合は子宮が狭い傾向にあり、また双子の場合にはさらに子宮が狭くなるので頭の形が変形する可能性が高まります。

原因2 分娩時の力

吸引分娩や鉗子分娩によって外から引っ張る力が加わり、頸椎が少しずれることで向き癖ができることがあります。また、産道にいる時間が長いと頭の形が長くなったり、逆子で生まれる場合も頭の形がいびつになることがあります。

原因3 赤ちゃんの向き癖

生まれたばかりの赤ちゃんは1日の大半を寝て過ごします。まだ、首がすわっておらず、自分の好きなように体を動かせません。そのため、パパやママが寝かせたママの向きのまま、長時間過ごすことになります。同じ方向ばかりを向いていると、ベッドに触れている側に圧力がかかり変形することがあります。向き癖はお母さんのお腹の中にいるときからあるそうです。

原因4 ベビーカーやバウンサーの長時間の使用

ベビーカーやバウンサーに長時間乗せることも頭の形を歪ませる原因になります。赤ちゃんはバウンサーでユラユラすることやベビーカーでお散歩するのが大好きですが、長時間の使用は後頭部を圧迫し続けることになり、絶壁の原因となります。

原因5 抱っこの向き

パパやママがいつも同じ方向で抱っこしていると、同じ面ばかりに圧がかかります。それによって赤ちゃんの頭がいびつになることがあります。

頭の形を直す方法

ポイント

赤ちゃんの頭の形を直すためには以下の方法があります。

  • 寝る向きを変える
  • 長時間同じ姿勢を避ける
  • 赤ちゃんの興味を引く工夫をする
  • うつぶせ寝をする
  • ドーナツ枕を使用する

どれも家庭で取り入れられるものなので、赤ちゃんの頭の形が気になる方は試してみるとよいでしょう。

赤ちゃんのうちは頭が柔らかいので少しくらい歪んでしまっても家庭で気を付けることで改善していくことができますよ。頭の形を直す方法を紹介していきます。

方法1 寝る向きを変える

特定の面に長時間圧力がかからないようにするために、赤ちゃんを寝かせる時には右向き、左向き、仰向けなど、方向を変えてみましょう。どうしても、同じ方ばかり向いてしまうこともあると思います。そんなときは、タオルを赤ちゃんの背と同じくらいの長さでロール状にし、向いてしまう側の体のしたに入れておくと圧力が緩和されるのでおすすめですよ。

方法2 長時間同じ姿勢を避ける

バウンサーやベビーカーなどの長時間の使用は控えましょう。どうしても長時間の使用する必要がある時は、途中で抱っこしてあげるとよいでしょう。抱っこする時にも両手で抱っこしてあげるなど同じ向きばかりにならないようにするとよいですね。

方法3 赤ちゃんの興味を引く工夫をする

赤ちゃんは光や音のするものを目で追おうとします。ですので、赤ちゃんの興味を引くような音の出るおもちゃを置いてみたり、光の指す方に寝かせてみたりするとよいでしょう。特にママの声には敏感なので、向いてほしい側でママが呼んだり、家事をしてみるとよいですね。

方法4 うつぶせ寝にする

生後3週間を過ぎたら、赤ちゃんをうつぶせにしてみたりしていろいろな寝かせ方を試してみるのもよいでしょう。ただし、うつぶせにするときはママは赤ちゃんから決して目を離さないようにしてください。また、固めのマットレスや布団の上で行うようにしてくださいね。柔らかいマットレスでは赤ちゃんの顔や体が沈み込み、窒息に繋がる恐れがあります。

方法5 ドーナツ枕を使用する

真ん中がへこんでおりドーナツのような形をしている枕で、赤ちゃんの頭の絶壁を防止すると言われています。ただし、赤ちゃんが横を向いてしまうと口や鼻が塞がってしまう危険もあるため注意しながら使用するのがおすすめです。⇒おすすめのドーナツ枕

他にも、矯正用のヘルメットなどもあります。欧米では頭の形を治すために矯正用のヘルメットをかぶせて整える人もいます。

お風呂以外の時間、ほぼ1日中被る必要があり、治療にもっとも適している期間は生後4か月~7か月頃。

しかも、ヘルメットは特注で型を取って作るのに何十万もかかります。値段や手間などから、日本ではまだメジャーではありませんが、どうしても気になる方は医師に相談してみるのもよいかもしれません。

いつまでであれば直る?

生まれて0ヶ月~3ヶ月の間は、赤ちゃんはほぼ寝て過ごします。まだ、首が座っていないのでママのケアで予防できますよ。赤ちゃんの寝る向きや長時間同じ姿勢を気をつけてあげてくださいね。

4ヶ月~5ヶ月頃には首が座り、自分の意志で頭や腰をねじらせることができるようになります。赤ちゃんの興味を引くおもちゃや音などで向く方向を調整するとよいですね。

7ヶ月頃からは動きが活発になり起き上がっている時間が増えてきます。寝返りを始める赤ちゃんもいるので、パパやママが気をつけてあげられるのもそれくらいの時期になりますね。

赤ちゃんの頭の骨は7ヶ月頃から固まり始め、完全に固まるのは2歳頃といわれています。ですので、頭の形をいびつにしないためには、生後6か月頃までに対処するとよいでしょう。

寝返りをはじめると赤ちゃんは自分の意思でコロコロと転がるようになります。そうなると同じ向きに留まらせようとするのが難しくなるので、心配になるママもいるかもしれません。

しかし、寝返りをすることで赤ちゃんの頭の形は多少整っていきますよ。赤ちゃんが寝返りをするときに壁や物に頭を打たないようにしたり、ベッドから落ちて頭を打たないように気をつけてあげるなど対策をしてあげましょう。

家庭での予防を

頭の形がゆがんでいるとっても脳の発達やや知能に影響があるとは考えられていません。

少しいびつで歪んでいるようであれば成長と共に治っていくケースがほとんどなので、長時間同じ向きで寝かせないなど家庭でできる方法を試していくのがよいでしょう。

赤ちゃんの頃は髪の毛も少ないので、頭のいびつさが余計に目立つんですよね。成長と共に髪の毛も増え、少しくらいの歪んでいても目立たなくなっていきますよ。

▼参考 新生児に最適な睡眠時間は?短過ぎたり長すぎるのは病気?