抱っこよりおんぶ

私が子供の頃は、ママと赤ちゃんというとおんぶのイメージでした。細いおんぶひもでくるくるっと巻かれて背中の上で過ごしていた写真が残っています。

今は、エルゴやビョルンなどの抱っこひもがブームですよね。ショッピングモールや公園に行くと抱っこひもで赤ちゃんを連れているママをよく見かけますよね。

抱っこはママと赤ちゃんが目を合わせられるので、赤ちゃんの様子がよく見えるのでママは安心です。

私もエルゴを使っているのですがおんぶって抱っこよりもやりにくくて、背負うときに落ちたりしない?!って心配でついつい抱っこになっちゃいます。

でも、実はおんぶには赤ちゃんの発達に効果があるって知っていましたか?おんぶの赤ちゃんの心と体の成長への影響はすごいんですよ!

これを聞くと、今からおんぶにかえなくちゃ!って思うママも多いはず!そんなおんぶの効果をまとめてみました。

おんぶの効果は?

おんぶの効果

ポイント

抱っこよりおんぶがよいと言われるのは、おんぶには次のような効果があると言われているからです。

  1. 赤ちゃんの視野が広がる
  2. ママの行動から学べる
  3. 体の発達を促す
  4. 情緒が安定する
  5. ママは家事が楽になる
  6. 赤ちゃんの便秘解消にも
  7. 赤ちゃんを守ることができる

赤ちゃんの心と体の発育への影響とともに、便秘解消や危険から守ることができたりとおんぶの効果は絶大ですね。

脳科学を取り入れた子育てを伝えていることで有名な脳科学おばあちゃんの久保田カヨ子さんって知っていますか?

3歳までの子育てを通して賢い子を育てる方法を伝えているカヨ子おばあちゃんも抱っこよりもおんぶを勧めているんですよ!

実は、おんぶは抱っこと比べて赤ちゃんの心身の発達によい影響が多いんです!

では、どんな影響があるのでしょう?詳しく見ていきましょう♪

赤ちゃんの視界が広がる

赤ちゃんの視野
おんぶは赤ちゃんの視野が広がります。
視界が広がることで、脳への刺激を増やすことができるんです!人間の持つ五感(視覚、聴覚、触覚、味覚、嗅覚)の中でもなんと80%の情報が視覚からはいってきます。

きょろきょろ周りをみることで視覚からさまざまな情報を得ています。赤ちゃんの視覚を広げるためにはおんぶがぴったり。おんぶすることで、パパやママの肩越しに周りを見ることができ視界も広がりますよね。

おんぶは高い位置から見下ろせるので、よりたくさんのものが目に入ってくることもよいですね!

抱っこひもで対面抱っこをする場合は、赤ちゃんの視界はほぼママだけなので視覚への刺激が減ってしまいがちです。ママがおんぶしているだけで赤ちゃんは世界を眺めて学習したり、新しい刺激を取り入れているなんてうれしいですよね。

ママの行動から学べる

思いやりや共感力ミラーニューロンって聞いたことありますか?

なんだか難しそうな響きですが、ミラーニューロンというのは、人の行動を見て自分も真似て学んでいく神経細胞のことです。

赤ちゃんにもミラーニューロンは備わっていて、ママやパパ、家族の行動を見ながら、こういうときは「ありがとう」っていうんだな、ごはんを食べるときは「いただきます」っていうんだなと学んでいきます。

赤ちゃんは、おんぶをしてもらうことでママの行動がまるで自分の行動のように感じられます。ママがごはんの準備で野菜を切ったり、掃除機を使って掃除したりする姿をママの肩越しに見ることで、赤ちゃんは行動を学習していくんですよ。

ママがどんな風に他の人と接しているのか、どんな行動をしているのかを観察している赤ちゃんはママの行動をまるで自分の行動のように感じます。自分の行動のように感じることで人の気持ちを思いやる共感力を高めていきます。

体の発達を促す

バランス感覚と体幹

おんぶは、赤ちゃんがママの体にしがみつくような形になります。抱っこの場合は、抱っこひもにおしりがどっしりと乗りつり下げられているような形になりますよね。

一方、おんぶは、赤ちゃんが腰を浮かして立ち上がるような姿勢をとることができるので体の体感を鍛えることができます。腰を浮かすことで仙骨が立ち、体のバランスをとって体の使い方を覚えることもできます。

ただ、ママにおんぶされているように見えて赤ちゃん自身も自分の体を使っているんですね。

赤ちゃんは見たいものや興味をひかれるものがあると、ママの肩につかまって体を動かしてみようとします。おんぶの姿勢は赤ちゃんが自分で動いて見たいものを見られるので自主性や好奇心も育てることができますよ。

情緒が安定する

赤ちゃんの情緒安定

抱っこの場合は、ママやパパの胸やお腹の膨らみで間に赤ちゃんとの間に隙間ができます。なので、くっついてはいるけれどぴったりとくっついている訳ではないんです。

でも、おんぶは、赤ちゃんとママの体がぴったりと密着することができるので赤ちゃんはとっても安心します!

ママの温かさや鼓動を感じることで一人じゃない安心感を得られます。赤ちゃんが守られて、一人じゃないと感じることはその後の精神発達にとても大切です。ぴったりとくっつくことで赤ちゃんの情緒が安定するんですよ。

ママは家事が楽になる

ママの家事が楽になるごはんを作らなきゃ!とか、掃除をしなきゃ!って思うときに限って、赤ちゃんはぐずったりしますよね。

抱っこしたいけど、抱っこひもだと料理をしたり、掃除するのって大変です。かといって、バウンサーに乗せっぱなしだったり、テレビを見せておくのもちょっと、、と思います。

そんなときには、おんぶがおすすめです!両手が空くので家事もスムーズにできますしなにより抱っこよりも楽です!

人間の体の作りは抱っこよりもおんぶの方が楽にできるようにできているので、おんぶの方がママの負担も少ないんです。

赤ちゃんもママとずっと一緒にいられるので、落ち着いてすごせますよ。家事をする時間も赤ちゃんとのスキンシップがとれます。忙しいママや働いているママにはとくにおすすめです。

赤ちゃんの便秘解消にも

赤ちゃんの便秘解消

おんぶをするとママが歩いたり、家事をしたりするときの振動が赤ちゃんの腸に伝わりぜん動運動が促されます。その結果、腸が動き便秘が解消される効果があります!

離乳食が始まった頃の赤ちゃんは、腸の働きがまだ完全ではないので便秘がちです。何日もでないと赤ちゃんも苦しいので、おんぶで腸の働きを促進してあげられるなんてうれしいですよね。

▼参考 粉ミルク「E赤ちゃん」で便秘改善?口コミや効果を徹底検証!

危険から赤ちゃんを守ることができる

おんぶで危険を回避

その他にもおんぶは、赤ちゃんがママの体の後ろにいるので、たとえママが転んでしまっても赤ちゃんを守ることができますよね。

東日本大震災の時はおんぶひもが活躍したそうです。がれきや足場の悪い中を移動するのはただでさえ危険ですよね。そんな中を両手が自由にならない抱っこで進むのは大変だったので、赤ちゃんをおんぶしながら両手も使って移動したそうです。

また、自転車にのるときも抱っこよりもおんぶが安全です。抱っこしながらだと、足下が見えない上に重心がぐらついて危ないです!

おんぶであれば、リュックを背負って自転車に乗っているようなものなので、重心もとりやすく万が一ママが前に転んだりしたときも赤ちゃんを守ることができますよね。

赤ちゃんをおんぶすることは、心の発達、体の発達の両方にとってよいですし、赤ちゃんを危険から守ることもできます!

ママにとっても両手が空くので家事がやりやすいので、おすすめです。

おんぶはいつから?

おんぶはいつから

赤ちゃんのおんぶができるのは、完全に首がすわってからです!

早い子で3ヵ月くらいから首が座ってきますが、実はこの時期はまだ赤ちゃんの首は完全にはすわっていません!

首が完全に座ったという目安は赤ちゃんが自分で好きなように首を動かせるようになること。だいたい生後5ヵ月以降が目安ですね。

首が完全にすわるより前におんぶしてしまうと、赤ちゃんの首に負担がかかってしまったり、苦しい体制のまま首が動かせないということが起こる可能性があります。

個人差があるので5ヶ月よりも前に完全にすわる子もいますし、5ヶ月より遅い子もいます。月齢だけを目安にせずに赤ちゃんの様子をよく観察しましょう。赤ちゃんが自分の意志で首を右や左に動かせるようになったなと思ったらおんぶしても大丈夫ですよ。

おんぶをするのは赤ちゃんの首が完全に座ってからにしましょうね。

▼参考 赤ちゃんの抱き方は首に注意!首すわり前後の抱き方まとめ

上手におんぶをするためのやり方は?

おんぶのやり方

ポイント

慣れるまではおんぶはやりにくいかもしれません!そんなときは、次のポイントを押さえながら練習してみましょう。

  • 家族の手を借りながら練習する
  • 人形を使ってやり方を練習する
  • 赤ちゃんを寝かせて背負い上げる

赤ちゃんが小さいうちは落とさないようにしっかりを支えてあげながらコツをつかんでいきましょう。大きくなってくると赤ちゃんもママの背中や肩をつかんでくれるようになるのでやりやすくなっていきますよ。

抱っこひもで抱っこするときは、赤ちゃんをママのお腹にくっつけながら装着できるので簡単ですよね。でも、おんぶって赤ちゃんを背中に回さなければいけないのでちょっと怖い!って思いませんか?

私も子供が小さいうちは落としたらどうしよう?!とおんぶに苦手意識がありました。周りのママが手際よくエルゴをくるっとまわしておんぶしている姿は衝撃的でしたよ。

でも、おんぶってコツさえつかめば慣れてくるので、最初は家族の手を借りながら練習してみましょう!

エルゴでおんぶをするときのやり方

エルゴで1人でおんぶをするときは、抱っこの向きから腰ベルトをくるっとまわしておんぶしていきます。

  1. 腰ひもをママのおへその辺りにおき、バックルがカチッと音を立てるまでしっかり付けて装着する。※このときの腰ひもは少しだけ緩めにしておきます。
  2. 赤ちゃんを抱っこする。前に広がっている抱っこひもを赤ちゃんの背中に当てるようにする。
  3. 赤ちゃんの背中に当てた抱っこひもと赤ちゃんを一緒に支えながら、ママの脇腹の方へ回転させる。
  4. 右回転したときは右の肩ひも、左回転したときな左の肩ひもを肩にかける。赤ちゃんは反対の手でしっかり押さえる。※このときが一番不安定な体制になるので、気をつけて行いましょう!
  5. 反対側の肩ひもを肩にかけ、胸のバックルをしっかり留める。

赤ちゃんを前で抱っこしながら、背中側にまわすのは慣れるまで少し難しいです。最初はコツをつかむまで、人形をつかったりして練習するとよいですよ。

お家でおんぶする場合は次のようなやり方もできます。抱っこひもをくるっとまわす必要がないので赤ちゃんが落ちるかも!という心配がなく一人でも安心して行えますよ。

  1. エルゴをおんぶできる状態にしてベッドに置き、その上に赤ちゃんを寝かせます。
  2. ママは体をベッドの高さまで反らせて腰バックルを付けて、リュックを背負うようにして赤ちゃんをおんぶします。

このやり方は、一人でもさっと背負うことができます。シンプルなおんぶひもはこの方法を使って背負うことがおおいです。エルゴをくるっと回すのになれるまでは、赤ちゃんを寝かせて背負うやり方でやってみてくださいね。

赤ちゃんの腰がしっかりしてきたり、体がしっかりしてくると赤ちゃんもママの背中に捕まってくれるようになるのでどんどんやりやすくなっていきます。赤ちゃんが小さいうちは落とさないように赤ちゃんの体をしっかり支えてあげながらコツをつかんでいきましょう。

おんぶはママのイライラ解消ツール!

昔は、抱っこひもがなかったので、子育てと言えばおんぶでしたが、理にかなっているんですね。

いつも見ていられる抱っこが安心!と思っていましたが、もっとおんぶをすればよかったかな?と思いました。

うちの子は、夕食の準備の時間になるとぐずって泣いたりしていたので、抱っこしながら料理をしていました。

でも、野菜を切る手元が見えないし、火を使うと危ないんですよね。おんぶを取り入れていれば、あんなにイライラすることもなかったかもって思います。

エルゴでのおんぶは背負うときに落としたらどうしようと不安だったので、練習すればよかったなーとも思っています。

おんぶは赤ちゃんも安心で、ママのイライラも解消してくれるツールかもしれません。

ぜひ、取り入れてみてくださいね。