母乳を飲み過ぎる

赤ちゃんは、おっぱいを飲んで寝るのが仕事!と言われるくらい、ママは1日に何回も授乳をしますよね。

うちの子は泣くたびに授乳をしていたら、体重が1日に50g以上も増えていて、1ヶ月検診のときに増え過ぎだと言われてしまいました!

お腹がいっぱいになるまで飲んで、マーライオンみたいに大量に吐く。でもその後に、また欲しがって泣くの繰り返し。

このままあげてもいいのか、あげない方がいいのかとっても悩みました!

飲んだものが全部でちゃっていたらお腹がすいちゃうし、でもまた吐いたらどうしようと思って恐る恐る授乳していたことも。

母乳の量ってどれくらい飲んでいるのか見えないので、赤ちゃんがほんとに飲みたくて泣いているのか、ただぐずっているのか見極めるのって難しいですよね。

でも、実は飲み過ぎにはサインがあるそうです!

そこで、赤ちゃんの飲み過ぎのサインや母乳を飲み過ぎるときどうしたらよいか、そして飲んだけどはいたり泣いたりする場合にはどうすればいいのかについてまとめてみました。

飲み過ぎのサインや飲み過ぎたときの対処法を知っておくと安心ですよね。

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新生児に必要な母乳の量はどれくらい?

母乳の量
ミルクで育つ赤ちゃんは、量を見ながら毎回作るのでどれくらい飲ませたのかが正確に分かります。

でも、母乳で育てているママは赤ちゃんがどれくらい飲んでいるのかわかりづらいんですよね。

新生児の頃の授乳回数は1日8回〜12回程度

これは、約3時間に一回授乳をするのが目安です。

母乳は消化がよいので、母乳で育つ赤ちゃんはすぐにお腹がすいてしまいます。また、新生児の頃はまだおっぱいをうまく飲めなかったり、少しずつしか飲めない子もいます。

ですので、母乳の場合1〜2時間でおっぱいを欲しがる子もいます。3時間おきの授乳はあくまでも目安。3時間を超えないように欲しがったときに授乳してあげてください。

また、ママのおっぱいも飲ませても飲ませても3時間くらい経つとおっぱいが張ってきて母乳が分泌されるのを感じることと思います。

赤ちゃんの1回の授乳量

赤ちゃんの1回あたりの授乳量は生後1週間までは「生後日数×10ml+10ml」で計算され増えていきます。

生後1日目=20ml(1日×10ml+10ml)
生後2日目=30ml(2日×10ml+10ml)
生後3日目=40ml(3日×10ml+10ml)
生後4日目=50ml(4日×10ml+10ml)
生後5日目=60ml(5日×10ml+10ml)
生後6日目=70ml(6日×10ml+10ml)
生後7日目=80ml(7日×10ml+10ml)

1回あたりの授乳料量が1日で10mlずつ増えていきます。

生後1週間を過ぎたあたりからは10mlずつ増えるのではなく以下のような目安になっていきます。

生後1週間〜1ヶ月 1回80ml〜120ml
生後1ヶ月〜4ヶ月 1回200ml
生後4ヶ月以降 1回200ml〜220ml

これには個人差があるのであくまでも目安です。それぞれの赤ちゃんの成長スピードや性別によっても飲む量は違ってきますよ。

生後5ヶ月頃からは離乳食も始まるので、その頃からおっぱいを飲む量が減ってくる子もいます。

母乳の量は体重でチェック

母乳の量母乳はどれくらいの量を飲んでいるのかがわかりづらいので、しっかり飲めているかどうかは体重を量ってチェックします。

新生児の体重を測るにはベビースケールが便利です。

大人用の体重計で10g単位で測れるものは高価!ベビースケールは長くても3ヶ月程度の使用なのでレンタルがおすすめですよ。

授乳前に赤ちゃんの体重を測っておいて、授乳後に再度測ってみます。そうすると飲んだ分だけ体重が増えているのでどれくらいの量なのかが数字でわかりますよ。

母乳を飲んだ量=(飲む前の体重)−(飲んだ後の体重)

新生児の1日の体重増加は25g〜30gと言われています。

ただ、これはミルクの場合。母乳で育っている赤ちゃんは、これよりも少ないことが多いです。個人差があるのでばらつきがありますが、母乳で育つ赤ちゃんはだいたい1日平均24gくらいと言われています。

赤ちゃんの母乳飲み過ぎサインは?

赤ちゃんの飲み過ぎサイン体重の増加量には個人差があるのでわかりづらいこともありますよね。

実は他にも飲み過ぎをチェックする方法があるんです。それは新生児の赤ちゃんが出すサイン。母乳を飲み過ぎているときに体にでるサインでママは気づいてあげることができます。

ただし、このサインは飲み過ぎ以外に風邪や便秘などでも見られるサインです。飲み過ぎていないかどうかと共に、赤ちゃんの体調の変化や不調がないかなと見てあげてくださいね。

赤ちゃんが母乳を飲み過ぎている時のサインには次のようなものがあります。

  • 体重の増加が1日50gを超える
  • でべそが大きくなってきた
  • お腹がパンパンに張っている
  • 母乳が足りていそうなのに泣く
  • いきんだり、ウーウーとうなり声を出す
  • おしっこの回数が増える
  • 水っぽく泡立った緑色っぽい便が出る
  • 便秘がち、もしくは下痢になる
  • 授乳後にゲップをさせてもよく吐く

こんな症状があるときには母乳を飲み過ぎの可能性があります。

母乳はミルクに比べて消化がよいので、1時間くらいで消化されます。このとき、大量の乳糖が腸に流れ込むことで消化しきれず、緑ががかった水っぽいうんちをしたり、お腹にガスが溜まったりします。

母乳を飲み過ぎる原因は?

ポイント

赤ちゃんが母乳を飲み過ぎてしまう原因は2つです。

赤ちゃんが飲み過ぎてしまう「過飲症候群」とママのおっぱいが過剰に分泌される「母乳過多症」があります。

赤ちゃんが母乳を飲み過ぎてしまうのには大きく分けて2つの原因があります。赤ちゃん側の原因とママ側の原因です。

赤ちゃん側の原因は赤ちゃんがおっぱいを飲み過ぎてしまうことです。これは「過飲症候群」と言われています。

症候群と言われると病気なの!?と思ってしまうかもしれませんが、病気ではありません。赤ちゃんが必要以上におっぱいを飲み過ぎてしまう症状です。

もう一つのママ側の原因は、ママのおっぱいが生産されすぎて赤ちゃんの供給を上回ってしまう「母乳過多症」です。

ママの母乳がですぎることによって赤ちゃんが必要以上の量を飲むことになり、飲み過ぎへとつながります。

過飲症候群はなぜ起こる?

ポイント

  • 新生児は満腹中枢が発達していないのでどれだけでもおっぱいをのんでしまう。
  • 生理的反射である吸てつ反射によって目の前に乳首があるとお腹がすいていなくても吸い付いてしまうため、ママはもっと欲しがっていると勘違いしてしまう。
  • 赤ちゃんが泣くたびに授乳してしまう
  • 時間を計ったりしてこまめに左右のおっぱいを入れ替えていると脂肪分の多い後乳を飲めず、カロリーを取るために大量に飲んでしまう。

過飲症候群では、赤ちゃんが母乳を飲み過ぎて1日50g以上体重が増えてしまいます。生後1ヶ月前後の赤ちゃんに多く見られ、1ヶ月検診のときに指摘されることが多いようです。

生まれたばかりの赤ちゃんの満腹中枢は未発達。満腹中枢が機能し始めるのは生後3ヶ月〜4ヶ月頃からなので、それまでの赤ちゃんはどれだけでもおっぱいを飲んでしまいます。

満腹中枢が発達していないことに加えて、赤ちゃんは目の前に乳首があると吸い付こうとする吸てつ反射という生理的反射があります。

なので、お腹がいっぱいだったとしても目の前に乳首があればそれに吸い付こうとしてしまうんですね。

おっぱいに吸い付いてくるのでママは「まだ飲みたいんだな!」と思って授乳をしますが、実際は赤ちゃんはお腹が減っていないということもあるんですよ。

その結果、飲み過ぎてしまい吐いたり、飲み過ぎのサインがでることになります。

赤ちゃんは目の前のものに吸い付く本能がある!と覚えておくとよいですね。

また他にも「赤ちゃんが泣くのはお腹が減っているからだ!」とママが考えていると、泣くたびに授乳することになります。

実際には赤ちゃんの泣く理由は他にもたくさんあって、おむつが気持ち悪かったり、暑くて寝苦しかったり、さみしかったりだったりもするんですよね。

私も子供が泣いたときは「おっぱいをあげれば泣き止む!」となんとか泣き止ませなくちゃ!と思っておっぱいをあげていました。

泣くたびに授乳していると、結果的に赤ちゃんは飲み過ぎになってしまって飲み過ぎのサインがでてきます。

もう1つの理由としては、ママが時間によって左右を切り替えるような授乳をしていると必要なカロリーがとれず赤ちゃんが満足できないことがあります。

おっぱいには、飲み始めに出てくる前乳とその後にでてくる後乳があるのを知っていますか?

前乳と後乳では、タンパク質、糖質、免疫物質、ミネラルなどの量はほとんどかわりませんが、唯一違うのが「脂肪」の量なんです!

脂肪分の多い後乳を飲むことで赤ちゃんは必要なカロリーを取ることができます。

でも、ママがおっぱいを交互に切り替える授乳をしていると後乳がでる前に、切り替わってしまい前乳ばかりを飲むことになります。

前乳はカロリーが低いので、赤ちゃんは満足するためにたくさん飲まなければいけなくなってしまうんです。

それによって飲み過ぎてしまい、お腹が張ったり、満足感が得られないので泣いたりしてしまいます。

赤ちゃんの胃はまだ未発達でとっくりのような形をしています。そこにたくさん飲んでしまうと簡単に吐いてしまうんです。満腹中枢が発達してくると、満腹感がわかるようになってくるので飲み過ぎて吐くことが減ってきます。

それまでは、ママが赤ちゃんの様子を見ながら授乳してあげましょう。

母乳過多症はなぜ起こる?

ポイント

  • 乳腺の発達などの体質、食事内容、授乳・搾乳のしすぎが母乳過多症につながります。
  • 左右のおっぱいをこまめに入れ替えていると母乳が過剰生産されます。
  • 搾乳のしすぎでも必要な分以上の母乳が作られます。
  • 赤ちゃんがうまくおっぱいを飲めていないとその刺激によって生産過剰になることもあります。

母乳過多症はママの母乳の分泌が多くなりすぎることです。

ママの体質や乳腺の発達、食事内容によって母乳過多になります。他にも授乳のしすぎや、搾乳によっても母乳の生産量が過剰になります。

時計を見ながら左右3分ずつとか5分ずつと交互におっぱいをあげるような授乳をしていると、赤ちゃんが飲んだ分をすぐに生産しようと母乳を過剰に生産してしまいます。また、授乳前に搾乳し過ぎると同じように必要以上に母乳が作られてしまいます。

他にも、赤ちゃんがうまく乳首に吸い付くことができないと、過剰に吸てつしてしまい、それによって母乳が過剰に生産されます。

母乳過多症のママのおっぱいは、いつも張っているような感じだったり、おっぱいが詰まりやすかったり、授乳のはじめに飛び散るほど勢いよくでたりします。

飲み過ぎて吐いたり泣くときの対処法

吐いたり泣くときの対処法

ポイント

赤ちゃんが飲み過ぎたときは次のことを試してみてください。

  • 縦抱きをする
  • ほんとに飲みたいのかを見極める
  • おっぱい以外のことで気を紛らわす

あまりにも吐いて心配なときは、自己判断せず専門家の意見をあおぎましょう。

赤ちゃんが母乳を飲み過ぎて吐いてしまっても、それほど心配する必要はありません。新生児の赤ちゃんの胃は未熟なので吐きやすいんですよ。

吐いてばかりで苦しい思いをさせてしまっている、と思うママもいるかもしれません!

でも、赤ちゃんが吐くのは大人と違って苦しくないんです。

その証拠に赤ちゃんは吐いた後もケロッとして、すぐにおっぱいを欲しがります。お腹が空っぽになってしまってお腹がすいてしまうんですよね。

なので、吐いてしまった直後におっぱいを欲しがった場合は、またあげても大丈夫です。赤ちゃんの様子をみながらあげましょう。

飲み過ぎかな?と思ったときには次のような方法で様子を見てあげるとよいですよ♪

縦抱きをする

赤ちゃんの胃は未発達で少しの刺激で胃の中のものが簡単に出てしまいます。飲み過ぎで泣いているときには、縦抱きをしてあげましょう。

縦に抱っこしてあげることで吐きにくくなりますし、飲んだ母乳が消化しやすくなりますよ。

赤ちゃんの背中をたたいたり、揺らしすぎないようにして10分〜20分くらい抱っこしてあげると赤ちゃんも落ち着いてきますよ。

うちの子もよく飲み過ぎていたので、ゲップさせて大量に吐いてしまったときなどは縦抱っこをしてしばらくゆらゆらしてあげていると落ち着いてまたおっぱいを飲もうとしていましたよ。

▼参考 授乳後、赤ちゃんにゲップのさせ方と正しい抱き方

▼参考 【新米ママ必見!】授乳時の赤ちゃん(新生児)の正しい抱き方

ほんとに飲みたいのか見極める

おっぱいを飲んでも泣いているときにはもっと欲しくて泣いているのか、それともお腹がいっぱいでないているのかをよく観察してみましょう。

こまめに左右交互のおっぱいを切り替える授乳をやめて、片方の乳房がやわらなくなるまであげるようなスタイルに切り替えてみると後乳まで飲めるので満足感が得られるようになります。

赤ちゃんが片方の乳房を吸い尽くすまで飲んでいるようであれば、満足しているはずなので他の理由で泣いていることが考えられます!

おむつが濡れていたり、不快だったり、ただ抱っこしてほしかったりと理由はさまざまです。最初はなれないので難しく感じるかもしれませんが、慣れてくるとだんだんわかるようになってきますよ。

おっぱい以外のことで気を紛らわす

赤ちゃんがおっぱいに執着を持って泣いていることもあります。お腹はいっぱいだけど口さみしくて泣くこともあります。

十分飲んだのに泣いているときには、お散歩にでかけたり、ママが話しかけてあげたり、おもちゃで遊んであげたりと赤ちゃんの気がまぎれるようにしてあげるとよいでしょう。

あまりにもよく吐いて心配になる時は専門家に相談してくださいね。自己判断で授乳量を減らしてしまうと、今度は量が足らなくなってしまうことがあります。産婦人科や助産師、おっぱいマッサージの先生などに相談して様子を見るのがおすすめです。

▼参考 赤ちゃんがしゃっくりでミルクや母乳を吐く。原因と止め方は?

授乳は赤ちゃんのリズムにあわせよう

我が家は夜、添い乳で授乳していたので、うちの子はおっぱいに吸い付いていないと寝てくれませんでした!

そうなると、ずっと飲んでいるような状態だったので寝ながら吐くことも多かったです。

添い乳は自分がとっても楽だったのですが、赤ちゃんにとってはいつでもおっぱいが目の前にあって本能的に飲みたくなってしまう状況だったかも知れません。

いつでもおっぱいに手が伸びていたので、赤ちゃんが飲み過ぎる原因にもなります。おっぱいをしっかり飲んでから、背中をトントンして寝かせてあげるようにするなどメリハリをつけたほうがよかったかなと思います。

私は母乳過多症だったので、娘はとにかくよく飲んでよく吐いていたで夜中は着替えが大変でしたが3ヶ月をすぎる頃から吐くことが少なくなって楽になってきましたよ。

赤ちゃんが飲み過ぎで悩んでいるママは、授乳のリズムや飲ませ方に工夫をして様子をみてみてくださいね。

▼参考 交互に均等がベスト?赤ちゃんに左右の母乳を与える最適な授乳時間