イヤイヤ期は何を言っても、イヤイヤ!となります。それは歯磨きやご飯のときも同じ。
お腹が減っていてもママや大人の気をひくためにイヤ!と言ってみたり、歯磨きから逃げたりします。
ご飯の時間に食べてくれないと夜お腹が空いて機嫌が悪いし、歯を磨かないと虫歯になってしまう。
どう対処していけばよいかいくつかのパターンを紹介します。
ママや大人の反応を楽しんでいるとき
子供が「イヤ!」というと、ママが「イヤって言わず食べようね!〇〇ちゃんの好きなものだよ!」などと言って、自分に向き合ってくれる姿や、歯磨きしよう!と追いかける姿を見て、子供は遊んでもらっていると勘違いします。
子供が「イヤ!」と言いながら、ニヤニヤしていたり、楽しそうなときはママが遊んでくれていると思っています。
こんなときは、ママは困っている姿やアタフタしている姿は見せず、子供のイメージしやすい言葉で説明します。
「今、ご飯を食べないと夜お腹が空いてしまうよ。」
「後、20分たったらご飯を下げるからね。それまでに食べないとなくなっちゃうからね。」
「歯を磨かないと口の中で虫歯菌が大暴れして痛くなっちゃうよ!」
「歯を磨かないと歯が溶けてなくなっちゃうよ。ご飯が食べられなくなっちゃうよ」
など、具体的でわかりやすい言葉を使って説明してあげましょう。
本当に食べたくない、歯を磨きたくない
本当にご飯を食べたくないときや、歯を磨くのが嫌なときもあります。このときは、ママの方で工夫する必要があります。
ご飯が食べたくないのは、ママの気を引きたい以外に、こんなパターンがあります。
固くて食べにくい
味付けが子供の口に合わない
スプーンや箸がうまく使えなくてイライラ
味付けを少し甘めにしてあげたり、食べやすい大きさに切ってあげたりと、少し工夫をすることで子供のイライラした気持ちが緩和されることがあります。
また、食べることへの興味を引くように誘導してあげましょう。例えば、「今日のハンバーグおいしいな!にんじんさんと玉ねぎさんも入っているよ!」などと子供にもわかる言葉で伝えてあげましょう。
また、野菜をクッキーの型などでくり抜いたり、お弁当箱に詰めてみたりするだけでもいつも違う!と食べてくれる子もいます。
食べることは楽しいんだな!と思ってもらえるように工夫してみましょう。
歯を磨きたくない
子供はそもそもなぜ歯を磨かなくてはいけないのかわかっていません。
「歯を磨かないと虫歯菌が大暴れして、歯が痛くなるんだよ。ちゃんと磨こうね」、「〇〇ちゃんの口の中で虫歯菌が工事を始めて痛いよ」となぜ歯を磨く必要があるのかを伝えてあげましょう。
虫歯の絵本を見せながら、教えてあげるのもよいですね。
お菓子を食べた後に歯を磨かないで虫歯になってしまう「むしばきんがやってきた」や、黒い虫歯がインパクトのある「はははのはなし」などがオススメですよ。
歯を磨くときは、力を入れないことと、声かけをしてあげることがポイントです。
子供が歯磨きを嫌がる理由には、歯磨きが痛い、おえっとなるなどがあります。
大人と同じように磨いてしまうと子供にとっては痛いんです!
ママは歯ブラシを親指と人差し指の二本の指で持ち、くるくると優しく回しながら磨いてあげましょう。
磨くときには「上の歯をくるくるするよ〜」「次は、奥歯だね!キレイになってるね〜」など声をかけながら行いましょう。
他にも、ママと一緒に磨こうね〜!と誘ってあげるのも効果的です。
お子さんにママの歯を磨いてもらって、「キレイに磨いてもらってすっきりしたよ!次は、〇〇くんの歯をママが磨くね!」と誘導してあげるものですよいですね。