ポイント
赤ちゃんの頭の形を直すためには以下の方法があります。
- 寝る向きを変える
- 長時間同じ姿勢を避ける
- 赤ちゃんの興味を引く工夫をする
- うつぶせ寝をする
- ドーナツ枕を使用する
どれも家庭で取り入れられるものなので、赤ちゃんの頭の形が気になる方は試してみるとよいでしょう。
赤ちゃんのうちは頭が柔らかいので少しくらい歪んでしまっても家庭で気を付けることで改善していくことができますよ。頭の形を直す方法を紹介していきます。
方法1 寝る向きを変える
特定の面に長時間圧力がかからないようにするために、赤ちゃんを寝かせる時には右向き、左向き、仰向けなど、方向を変えてみましょう。どうしても、同じ方ばかり向いてしまうこともあると思います。そんなときは、タオルを赤ちゃんの背と同じくらいの長さでロール状にし、向いてしまう側の体のしたに入れておくと圧力が緩和されるのでおすすめですよ。
方法2 長時間同じ姿勢を避ける
バウンサーやベビーカーなどの長時間の使用は控えましょう。どうしても長時間の使用する必要がある時は、途中で抱っこしてあげるとよいでしょう。抱っこする時にも両手で抱っこしてあげるなど同じ向きばかりにならないようにするとよいですね。
方法3 赤ちゃんの興味を引く工夫をする
赤ちゃんは光や音のするものを目で追おうとします。ですので、赤ちゃんの興味を引くような音の出るおもちゃを置いてみたり、光の指す方に寝かせてみたりするとよいでしょう。特にママの声には敏感なので、向いてほしい側でママが呼んだり、家事をしてみるとよいですね。
方法4 うつぶせ寝にする
生後3週間を過ぎたら、赤ちゃんをうつぶせにしてみたりしていろいろな寝かせ方を試してみるのもよいでしょう。ただし、うつぶせにするときはママは赤ちゃんから決して目を離さないようにしてください。また、固めのマットレスや布団の上で行うようにしてくださいね。柔らかいマットレスでは赤ちゃんの顔や体が沈み込み、窒息に繋がる恐れがあります。
方法5 ドーナツ枕を使用する
真ん中がへこんでおりドーナツのような形をしている枕で、赤ちゃんの頭の絶壁を防止すると言われています。ただし、赤ちゃんが横を向いてしまうと口や鼻が塞がってしまう危険もあるため注意しながら使用するのがおすすめです。⇒おすすめのドーナツ枕
他にも、矯正用のヘルメットなどもあります。欧米では頭の形を治すために矯正用のヘルメットをかぶせて整える人もいます。
お風呂以外の時間、ほぼ1日中被る必要があり、治療にもっとも適している期間は生後4か月~7か月頃。
しかも、ヘルメットは特注で型を取って作るのに何十万もかかります。値段や手間などから、日本ではまだメジャーではありませんが、どうしても気になる方は医師に相談してみるのもよいかもしれません。
いつまでであれば直る?
生まれて0ヶ月~3ヶ月の間は、赤ちゃんはほぼ寝て過ごします。まだ、首が座っていないのでママのケアで予防できますよ。赤ちゃんの寝る向きや長時間同じ姿勢を気をつけてあげてくださいね。
4ヶ月~5ヶ月頃には首が座り、自分の意志で頭や腰をねじらせることができるようになります。赤ちゃんの興味を引くおもちゃや音などで向く方向を調整するとよいですね。
7ヶ月頃からは動きが活発になり起き上がっている時間が増えてきます。寝返りを始める赤ちゃんもいるので、パパやママが気をつけてあげられるのもそれくらいの時期になりますね。
赤ちゃんの頭の骨は7ヶ月頃から固まり始め、完全に固まるのは2歳頃といわれています。ですので、頭の形をいびつにしないためには、生後6か月頃までに対処するとよいでしょう。
寝返りをはじめると赤ちゃんは自分の意思でコロコロと転がるようになります。そうなると同じ向きに留まらせようとするのが難しくなるので、心配になるママもいるかもしれません。
しかし、寝返りをすることで赤ちゃんの頭の形は多少整っていきますよ。赤ちゃんが寝返りをするときに壁や物に頭を打たないようにしたり、ベッドから落ちて頭を打たないように気をつけてあげるなど対策をしてあげましょう。
赤ちゃんを横抱きにする時、親の腕を赤ちゃんの頭の下方、首の上方辺りに当てることで赤ちゃんの首の後ろを圧迫することになりSIDSの原因になるという説はありませんか。
美容室でシャンプーの時、首の後ろの血管が圧迫されることで脳に危険なことが起こるという説がありますよね。