ポイント
うつぶせ寝のメリットはいくつかあります。
- 赤ちゃんが安心する
- 頭の形がきれいになる
- 呼吸が楽になる
- 吐きにくくなる
- 夜泣きが少なくなる
- 成長を助ける
赤ちゃんにもママにとってもうれしい点ばかりですよね!
野生の動物はお腹を下にして体を縮めるようにしてうつぶせで寝ます。犬やネコたちもうつぶせで寝ますよね。
うつぶせで寝ることで自然な呼吸ができ、睡眠の質が良くなることを動物たちは本能的にしているからです。
同じように赤ちゃんもうつぶせ寝が大好き。ママのお腹の中にいるときの姿に似ているのでとっても安心するんですよ!
うつぶせ寝のメリットは他にもこんなにあります。
頭の形がきれいになる
赤ちゃんの頭は狭い産道を通ってでてくるために、頭蓋骨を重ね合わせ、頭の形を小さくしてでてきます。
そのため、生まれたばかりの赤ちゃんの頭はとってもやわらかく変形しやすいんです。
生後7ヶ月までに骨の形が固まっていきます。それまでに寝ているときに同じ場所ばかりに圧がかかって頭の形が変形したりするといびつな形のまま固まってしまいます。
うつぶせに寝かせてあげることで顔の向け方が左右均等になり、頭の形がきれいになります。
▼参考 赤ちゃんの頭の形がいびつな時の治す方法!いつまで治る?
呼吸が楽になる
うつぶせに寝ることで自然な腹式呼吸ができるメリットがあります。
仰向けに寝るときは、内蔵が重力で背中側に引っ張られます。肺も後ろに引っ張られるので、うつぶせ寝よりも呼吸がしにくい傾向があります。
また、うつぶせであれば背中側にある太い血管が圧迫されないので、血行が良くなり心地よく眠れます。
吐きにくくなる
赤ちゃんは胃の形が未熟なため少しの刺激でミルクを吐き出してしまいます。
仰向けに寝かせていると、胃の上部に空気がたまるのでゲップしたときにミルクも一緒に吐き出しやすいんです。
でも、うつぶせ寝をすることで胃の入り口が上向きになり、空気は上に、飲んだミルクは下にたまります。なので、ゲップのときに空気だけがでやすくなり、吐きにくくなるんですよ。
▼参考 赤ちゃんがしゃっくりでミルクや母乳を吐く。原因と止め方は?
夜泣きが少なくなる
うつぶせ寝で寝ている赤ちゃんはぐっすり眠れることがわかっています。睡眠の質がよくなるため、目覚めたときにぐずることが少なく夜泣きも減ると言われています。
うつぶせ寝の姿勢はママのお腹の中にいた胎児の姿勢と似ています。手足を折り曲げてコンパクトな姿勢になっていると、ママのお腹の中を思い出して安心して眠ることができるんです。
▼参考 夜泣き放置は赤ちゃんの将来に危険が!不登校児や引きこもりの可能性も?
成長を助ける
うつぶせになることで、頭を持ち上げようとしたり首を動かしたり、手足を使う回数が増えます。それによって体の筋力や運動能力が発達します。
筋力がついてくると、首すわりやハイハイが始める時期も早くなるとされています。
また、日中の運動量が増えるので寝付きがよかったり、ぐっすり眠ってくれるようになります。