ポイント
うつぶせ寝にはデメリットもあります。
- 窒息の危険がある
- 乳幼児突然死症候群(SIDS)の危険が高まる
どちらも命に関わる問題なので十分に注意する必要があります。
赤ちゃんのうつぶせ寝にはいくつかメリットがあることがわりましたよね。
でも、一方で、赤ちゃんのうつぶせ寝にはデメリットもあると言われています。
窒息の危険がある
うつぶせ寝は、口や鼻が下を向くので布団や枕などで塞がれてしまうと窒息する危険があります。
首すわり前の赤ちゃんや寝返りができるようになったばかりの赤ちゃんは、息苦しくても自分で顔の向きを変えることができません。危険がないかママが十分に注意してあげることが必要です。
乳幼児突然死症候群(SIDS)の危険が高まる
うつぶせ寝をすることで流用時突然死症候群(SIDS)の危険が高まると言われています。
突然なので何の前触れも、前兆もありません。そんなことになってしまったら悲しすぎますよね。
日本では、約5,000人に1人の割合で起こっています。
主に、1歳未満の乳幼児に多く、その中でもとくに生後2ヶ月~6ヶ月の乳児に多くみられます。
現時点では、SIDSのはっきりした原因はわかっていません。
わかっていることは次のような原因ではないか?ということです。
- 男児
- 早産児
- 低出生体重児
- 冬季
- 早朝から午前中
- 室温が高め
- うつぶせ寝
ですが、これらも調査によって原因ではないか?ということしかわかっていません。
SIDSの赤ちゃんを死後解剖しても原因が見当たらないのだそうです。
欧米の調査では、うつぶせ寝の赤ちゃんに乳幼児突然死症候群が多いという報告があり、うつぶせ寝は危険だという認識が広まりました。
その後、SIDSが減少したという統計結果がでたため、日本でも厚生省がうつぶせ寝をさけるように指導するようになりました。
ただし、うつぶせ寝が直接の原因とは限らず現時点ではSIDAの原因はまだはっきりしていません。
ミルクよりも母乳で育てられている赤ちゃんの方が発症率が低いと報告されていたり、両親が喫煙している場合、非喫煙の両親の約5倍の発症率があると言われています。