母乳左右メリット

ポイント

交互に授乳するメリットは5つあります。

  1. 母乳の分泌量が増える
  2. 乳腺炎になりにくい
  3. 乳頭を傷めにくい
  4. 新鮮な母乳を与えられる
  5. 母乳を長く飲んでもらえる

産院では、3分や5分など時間を決めて左右交互のおっぱいを入れ替えて授乳するように指導されます。中には、1回の授乳で2往復、3往復をおすすめしているところもあるようです。

交互に授乳することのメリットはどんなものがあるのか見ていきましょう。

母乳の分泌量が増える

母乳はひんぱんに乳首を刺激されることで分泌されやすくなります。なので、交互に均等に母乳を与えることが大切です。片方ばかりあげていると、どちらか一方ばかり吸われることになりますよね。

母乳の分泌がよくなるためには頻繁に飲んでもらうことが必要で、長時間飲んでもらえばいいというものではないんです。母乳の量が少なくて悩んでいるママは、左右均等に入れ替えながらひんぱんに刺激を与えるとよいでしょう。

乳腺炎になりにくい

左右のおっぱいを入れ替えることなく同じ方ばかりをあげていると、反対側のおっぱいは生産されても飲んでもらえません。過剰生産された母乳は乳房の中で溜まってしまい詰まったり、乳腺炎の原因となります。左右均等に飲んでもらうことで、どちらか一方に溜まりにくくなりますよ。

乳頭を傷めにくい

同じ乳首を長時間吸わせていると乳首に傷がついてしまったり、ひどい方だとカンジダ感染になったりします。赤ちゃんに長時間乳首を吸わせていると、乳首の皮がだんだんふやけてくるので傷がつきやすいんです。傷がつくと授乳のたびに痛くて大変ですよ。交互に入れ替えることで皮がふやけるのを防いでくれるので傷がつきにくいです。

新鮮な母乳を与えられる

母乳は2〜3時間でどんどん生産されていきます。もし、片方のおっぱいばかりを吸わせていて、反対側のおっぱいが長時間放置されていると赤ちゃんは古い母乳を飲むことになります。

古い母乳はドロドロしていたり、黄色がかっていたり、しょっぱかったりとあまりおいしくないようです。左右交互に授乳することで、どちらか片方に古い母乳が溜まることなく排出され、赤ちゃんはいつでも新鮮な母乳を飲むことができます。

母乳を長く飲んでもらえる

どちらか片方ばかり飲んでしまうとよく飲む方の乳房は発達し母乳の分泌がよくなります。一方、飲んでもらえない方の乳房は母乳の分泌が悪くなってしまうんです。

使わないと体の機能って落ちていくんです!なので、飲んでもらえなくなると母乳がドロドロしたりまずくなったりするので、赤ちゃんが嫌がります。

母乳がおいしくない!と思ってしまうと、離乳食が始まった頃には母乳を飲むのを拒否する赤ちゃんも。離乳食が始まるのは5ヶ月〜6ヶ月くらいなのでずいぶん早く母乳を卒業することになってしまいます。

左右交互に飲ませているとどちらの乳房でも新しい母乳が作られ味が落ちることがありません。また、どちらか一方の分泌が著しく落ちてしまうということもないので長く母乳を飲んでもらえます。

▼参考 実は授乳中も必須!葉酸はいつまで摂取するべき?

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