ポイント
添い寝にはメリットとデメリットがあります。
- メリット
- 赤ちゃん→情緒が安定する。安心する。ぐっすり眠れる。
- ママ→授乳が楽。赤ちゃんの変化にすぐ気づける。
- デメリット
- 窒息や圧死の危険性がある。SIDSの可能性も。
- 添い寝には危険性があることも考慮しながら正しいポイントを押さえて行うことが大切です。
添い寝のメリット2つ
欧米では赤ちゃんと親のベッドを別にすることで自立を促す一方、日本では昔から添い寝をする習慣がありますよね。実は、この添い寝には赤ちゃんにもママにも大きなメリットがあるんです。
メリット1 赤ちゃんが安心して情緒が安定する
ママのお腹の中で約10ヶ月間過ごしてきた赤ちゃんは、外の世界の刺激にはまだ慣れていません。そんなときに慣れ親しんだママの匂いや温かさが近くにあると安心できるんです。まだ言葉の話せない赤ちゃんの一番のコミュニケーションはスキンシップ。赤ちゃんにとってはママが横にいてくれるととても安心しぐっすり眠れます。
メリット2 ママは添い乳が楽
赤ちゃんはお腹が空いたら泣くので夜でもお構いなしですよね。添い寝をしていると夜中に赤ちゃんが泣いた時、すぐに添い乳ができるのでママの負担も軽減されます。ミルクで育てているママは関係ないと思うかも知れませんが、添い寝することで赤ちゃんが泣きだす前に気配を察知することができます。
また、赤ちゃんのすぐ横で添い寝することで、赤ちゃんの様子や変化に気付きやすくなります。病気の時などは安心ですよね。
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添い寝のデメリットは?
メリットの多い添い寝ですが、一方ではデメリットもあります。例えば、赤ちゃんが布団や大人の体によって口が塞がれて窒息してしまったり、大人の体が赤ちゃんの上に乗ってしまい圧死に繋がるなどの危険があります。
また、スウェーデンやアメリカなどでは、添い寝をすることでSIDS(乳幼児突然死症候群)のリスクが高まるという研究結果が出ています。
元気な赤ちゃんが何の前触れもなく突然亡くなってしまう、そんな悲しい出来事は避けたいですよね。
ただ、SIDSのはっきりした原因はわかっていません。ママの喫煙やうつぶせ寝、添い寝することで大人の体温が赤ちゃんに伝わって体温が上がりすぎたり、大人の吐く息で二酸化炭素濃度が上がることなどが原因ではないかと言われています。ベッドで寝ている赤ちゃんでもSIDSで亡くなるケースもあり、添い寝が直接的な原因とは言えません。
危険もあることを考慮しながら添い寝のポイントを抑えていくことが大切ですね。安全に配慮すれば危険な事故は事前に防ぐことができますよ。赤ちゃんとの添い寝をするときのポイントを見ていきましょう。
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