ポイント
赤ちゃんをうつぶせ寝させるときに知っておくべきポイントは次の8つです!
- 寝返りを始めた頃は特に注意
- 赤ちゃんを1人にしない
- マットレスは固めを使用する
- 赤ちゃんの周りに物を置かない
- 枕は使わない
- 服や掛け布団が顔を覆わないように
- 体温を上げすぎない
- 添い寝をしない
安全なうつぶせ寝をするためにも8つのポイントを押さえましょう。
デメリットを聞くと怖くなってしまいますが、うつぶせ寝にはメリットも多いんですよね。
頭の形をきれいにしてあげたい!というママや、寝ている間によく吐いてしまうのが悩みのママにはうつぶせ寝は魅力的です。
では、どうしたら安全にうつぶせ寝をできるのでしょうか?
知っておくべき8個のポイントを見ていきましょう。
1. 寝返りを始めた頃は特に注意
寝返りを始めたばかりの赤ちゃんは、うつぶせになれても仰向けに戻れません。
最初は一方向に寝返りを打ち始め、背中の筋力が発達してくると反対向きにも寝返りがうてるようになります。
その頃の赤ちゃんは顔が布団で塞がれたり、息苦しくても自分で仰向けに戻ることができません。
寝返りを始める生後4ヶ月~5ヶ月頃は、赤ちゃんがどんな姿勢で寝ているかをいつも気にかけてあげてください。
2. 赤ちゃんを1人にしない
うつぶせ寝で寝ている赤ちゃんを絶対に1人にしないようにしましょう!
赤ちゃんの様子がおかしかったり、いつもと違いがないかをよく見てあげます。うつぶせ寝しているときは必ずママが近くにいるように気をつけましょう。
その場を離れる場合は必ず仰向けに戻してあげてくださいね。
3. マットレスは固めを使用する
マットレスや布団は固めのものを使いましょう。アイロン台くらいの固さが目安です。
敷き布団やマットレスが柔らかくて沈み込んでしまうと、赤ちゃんの顔も沈み込んでしまいます。また、柔らかいと寝返りもしづらく、手をついて体を動かそうとしても体が沈んでしまいます。
シーツがくちゃくちゃになっていると赤ちゃんの顔を覆ってしまうことがあるので、ピンと張っておきましょう。
4. 枕は使わない
枕も赤ちゃんの窒息の原因になる可能性があります。寝返りを始めた赤ちゃんは、寝ている間にコロコロ転がって枕の位置がずれていきます。
ずれた枕が赤ちゃんの口や鼻を塞いでしまうことがあるので、使わない方がよいでしょう。大人は枕がないと気持ち悪いですが、赤ちゃんは枕がなくてもぐっすり眠ってくれますよ。
5. 赤ちゃんの周りに物を置かない
赤ちゃんが寝ている近くにものを置いておくと、赤ちゃんの口や鼻を塞いでしまうことがあります。
ぬいぐるみやおもちゃを置きたくなりますが、窒息の可能性が高まりますのでさけましょう。
特に、タオル、おもちゃ、お尻拭き、ビニール袋、おむつなどを赤ちゃんの近くにおいておくのはさけましょう。
寝ている間にさっとおむつを替えて捨てられるようにと、おむつやビニール袋を用意しておきたくなる気持ち、とってもわかります!でも、本当に危険なのでベッドの脇へと移動させましょう。
6. 服や掛け布団が顔を覆わないように
袖がフワフワしているような服や大きめでだぼだぼしている服は口元を塞いでしまう可能性があります。
フード付き、胸元が大きく開いていて寝ている間にずれてしまうような服もさけましょう。
同じようにフワフワした掛け布団なども赤ちゃんの顔を覆ってしまう危険があるので使用を控えましょう。
7. 体温を上げすぎない
SIDSの原因の一つに体温が上がりすぎがあります。
寒いからと赤ちゃんに着込ませすぎていたり、寝ている間も暖房をつけたりして室温を上げ過ぎると、体温が上昇して呼吸が止まってしまうことがあります。
これは赤ちゃんの脳の働きがまだ未熟なために起こります。熱すぎる状態になるとうまく調整できなくなり脳がストップしてしまうため。脳がストップしてしまうと呼吸が止まってしまう恐れがあります。
寒いからといって、着込ませすぎたり、布団を掛けすぎたりすると寝ている間に赤ちゃんの体温が上がりすぎてしまいます。
寝る前に暖房を切ってあげると、室温が下がるときに赤ちゃんも眠たくなり寝付きがよくなりますし、着込ませすぎに気をつけると寝汗で風邪をひく心配も減りますよ!
8. 添い寝をしない
大人との添い寝によって、窒息してしまうケースもあります。
寝ている間に、大人の体が赤ちゃんに覆い被さってしまったり、腕や肩などで赤ちゃんの口や鼻を塞いでしまう危険があります。
パパとママで赤ちゃんを挟んで寝たり、兄弟と川の字で寝たりするのも避けましょう。
ママはホルモンの影響で少しの変化でもさっと目が覚めますが、パパや兄弟は一度ぐっすり寝てしまったら、起きないことも多く赤ちゃんの上に乗ってしまっても気づかないことが多いんです。
生後2ヶ月~6ヶ月頃は赤ちゃんはベビーベッドなどで一人で眠るようにした方が安全です。
寝返りが上手にできるようになり、自分でうつぶせから仰向けに戻れるようになれば家族で添い寝しても大丈夫な目安です。
▼参考 赤ちゃんとの添い寝はいつから?危険な事故を起こさないポイント