ポイント
- ダウン症の原因は「染色体異常」です。
- 細胞分裂時に何かしらの異常が起こり通常よりも染色体の数が増えることでダウン症が発生します。
- 現代の医学ではダウン症を完全に防ぐことは不可能とされています。
ダウン症は、先天性の染色体異常によって起こる病気です。
人間の染色体は両親それぞれから23本ずつ受け継ぎ、2本1組46本がそれぞれの細胞に情報として組み込まれています。ダウン症の場合は21番目の染色体が1本多くなり、合計が47本となります。
この1本多い染色体異常によってダウン症の身体的な特徴がでてきます。つり上がった目、低い鼻、下あごが小さいなどの顔つきはダウン症の特徴です。また、低身長といった身体的な特徴や、心疾患などの病気のリスクも伴います。
染色体の異常によってダウン症が発症することはわかっていますが、なぜ染色体異常が起こるのかまではまだ解明されていません。
ママの子宮内に着床した受精卵は、細胞分裂を繰り返し体の器官を作っていきます。このとき、何かしらのエラーが起って細胞分裂が正常に行われないことがあると考えられています。
なぜ起こるのか現在では理由はわかっていませんので、現代の医学ではダウン症を完全に防ぐことや治療よって治すことは不可能と言われています。
いつから検査できる?
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