ポイント
こんな特徴が見られる場合は発達障害の可能性があります。
- 指差ししない
- 人見知りをしない
- 抱っこされるのがイヤ
- 1人でいるのが好き
- 周りへの興味関心がない
ただし、成長のスピードがゆっくりなだけの場合もあるので過度な心配は控え、心配なときは専門家に相談しましょう。
発達障害の多くは乳幼児の頃から特徴が見られます。ただし、個人差や性格などもあるので特徴があるからといって必ずしも発達障害と決まった訳ではありません!
本人の性格や成長のスピードがゆっくりな場合もあります。過度な心配は控えてもしいくつか当てはまるようなら専門家に相談してみましょう。
指差しをしない
赤ちゃんは生後10ヶ月頃から自分の興味のある物や気になるもの、とってほしいものなど指を指して教えてくれるようになります。まだ言葉をうまく話せない赤ちゃんは指をさすことによって周りの人とコミュニケーションをとろうとします。
発達障害の場合、周囲への興味関心が著しく低い特徴があります。1歳前後になっても指差しが見られない場合は発達障害の可能性があります。
人見知りをしない
人見知りは一般的には生後6〜7ヶ月頃に始まります。赤ちゃんがパパやママや家族以外の知らない人や見慣れない人に会ったときに不安を感じて泣き出したり行動が人見知りです。
これは、パパやママなどの身近な人を認識できるようになった証拠で成長の一つの段階です。人見知りの頃の赤ちゃんは人の顔をじーっと見て、今自分を抱っこしているのはだれだろう?と観察していますよね。
パパやママであれば安心して、この人は誰?!と不安を感じると泣いたり、手を伸ばしてパパやママを探し求めたりしますが、発達障害のある赤ちゃんは人見知りをしないことがあります。知らない人に抱っこされていても普段と変わらなかったり、気にしないことが多いようです。
抱っこされるのがイヤ
一般的には赤ちゃんは抱っこが大好き。身近な人に抱っこしてもらうと安心します。不安な時や眠い時、甘えたいときなど抱っこしてもらいたくて要求したり、泣いたりしますよね。
でも、発達障害のある赤ちゃんは抱っこを嫌がることがあります。発達障害の赤ちゃんは感覚に敏感な傾向があるため、肌が密着したりする感覚を好まないことが多いようです。
1人でいるのが好き
赤ちゃんがハイハイやつかまり立ちができるようになってくると、ママの姿が少し見えなくなるだけで泣き出したり後追いをします。ママがちょっとトイレに行くだけでも姿が見えないと不安に感じて泣いたり、ママを探します。
けれど、発達障害のある赤ちゃんはママの姿が見えなくなっても後追いすることがなく1人になってもママと一緒にいる時と変わらないで過ごします。
反応が薄い
赤ちゃんは生後6ヶ月をすぎると名前を呼ばれたり、声をかけてもらうと振り向いたり手を動かしたり、笑顔を見せるようになります。相手からの応答に答えようとするコミュニケーションの気持ちが芽生えているからです。
生後6ヶ月をすぎて、名前を呼んでも反応しない、視線をあわせようとしない、あやしたり声をかけたりしても笑ったり反応しない場合は発達障害の可能性があります。
周りへの興味関心がない
赤ちゃんはお母さんや周囲の人の真似をしながら吸収していきます。ママの行動や言葉などを自分もやってみよう!と真似していくんです。子供が話している言葉を聞いて、自分ってこんな風に話しているんだなと感じるママもいることでしょう。それくらい赤ちゃんや子供はママの様子をよく観察しています。
発達障害の子は1人でいることが好きだったり、周りへの興味関心がないことが多いです。なので、1歳前後になっても周りの真似をしなかったり、周りの人や子供に興味がないような場合は発達障害の可能性があります。