ポイント
新生児が外出を控えた方がいい理由は5つです。
- 体温調節がうまくできない
- 免疫機能が未熟
- 体への刺激が強い
- ママの体が回復していない
- 新米ママはお世話になれていない
新生児の赤ちゃんは体の機能が未熟なので少しの刺激でも体に負担がかかってしまいます。
また、ママにとっても産後1か月は体力が落ちている時期なので安静にして体力を回復させる必要があります。
では、新生児の頃は外出を控えた方がいいのか詳しく見ていきましょう。
体温調節がうまくできない
新生児の頃は体温調節機能が未熟なので、周りの気温に左右されます。周りの温度に影響されやすいので、外が寒ければ同じように体も冷えてしまうんですね。
新生児のうちは着るものや室温を整えることでしか体温を調整できないんです。部屋の温度と外の気温に大きな差があるような夏や冬は外出するだけで赤ちゃんの体には負担になってしまいます。
大人にはなんともないような温度差も赤ちゃんにとっては大きな刺激なんです!特に冬場などは赤ちゃんが鼻水や鼻づまりを起こしてしまうと中耳炎や副鼻腔炎などにもなりやすいため注意が必要です。
免疫機能が未熟
新生児期の赤ちゃんは免疫機能が未熟です。風邪やウイルスの感染への抵抗力が弱いので、もしかかってしまうと重症化してしまう危険があります。
お腹の中で無菌状態で過ごしていた胎児は産まれた瞬間からたくさんの雑菌に囲まれて生活することになります。お家の中で過ごしながら少しずつ菌への抵抗力をつけていきます。
外に出ると家の中よりもたくさんの雑菌に触れることになりますよね。新生児の頃はまだ菌への抵抗力が弱いため外出はおすすめできません。
体への刺激が強い
新生児期の赤ちゃんは1日のほとんどを眠って過ごしています。新生児の頃の赤ちゃんは、体力がないためよく眠ります。実は、少しの外出でも体力を消耗してしまうんです。
また、首の座っていないうちは頭を支えながら横抱きをしてあげる必要がありますよね。新生児はまだ首や腰が据わっておらず体ができあがっていません。
ですので、少しの刺激でも負担になってしまいます。他にも、外の風や直射日光、ホコリなど生まれたばかりの赤ちゃんにとってはすべてが刺激になるんです。なので、新生児の頃は、清潔で刺激の少ない室内で過ごすことが大切です。
ママの体が回復していない
産後のママってめちゃくちゃ体力を消耗していますよね。出産ってこんなに疲れるものなんだって驚きました。しかも、消耗状態がしばらく続くので何をするにも体が重くて足取りもヨロヨロしてしまいます。
出産後6~8週間は産褥期と呼ばれ、この期間をかけて出産前の体に戻っていきます。
昔から床上げ3週間と言われていて、特に産後3週間は極力横になって体を回復させるのが優先の時期です。
産後は骨盤もグラグラなので、歩くだけでも負担が大きいですよね。ですので、新生児期はママもお家で体を休めましょう!
産後で体力を消耗している上に、昼夜とはず授乳やオムツ替えをしているので思っている以上に体は疲れています!
新米ママはお世話になれていない
初めての赤ちゃんの場合、ママにとってはすべてが初めての経験ですよね。赤ちゃんの首が座って体もしっかりしてくると抱っこもしやすくなってくるし、ママもお世話になれてくる頃です。
まだ、新生児のうちはママもお世話になれていませんし、フニャフニャな体の赤ちゃんを抱っこしながら靴を履いたり、荷物を持ったりするのは神経を使います。
しかも、新生児の頃は、授乳やオムツ交換が頻回なのでそのたびに場所を探すことになります。赤ちゃんを連れたまま行わなければいけないので意外にママの負担が大きいんですよ。
それに、赤ちゃん用にオムツや着替えなどの入ったかばんも持ち歩く必要があるのでママの体力や気力を消耗します。