ポイント
車での外出は退院直後から可能。新生児でもチャイルドシートは必須です!
新生児と外出するときは次のことに気をつけましょう
- 車内の環境を整える
- 赤ちゃんを長時間乗せない
- チャイルドシートを正しく装着する
- 新生児も使えるチャイルドシートを使用する
- 急ブレーキを踏まない
退院直後から車での外出が可能とはいえ事情がない限り、遠出はおすすめできません。
遠出する場合はこまめに休憩するなど赤ちゃんを優先するようにしてくださいね。
赤ちゃんと車での車でのお出かけはいつ頃からできるのでしょうか?気になりますよね。
車でのお出かけは退院直後から可能です。ただし、新生児でも車に乗るときにはチャイルドシートが必要です。
2004年から、6歳未満の子供が車に乗るときにはチャイルドシートを使用することが法律で決められています。バスやタクシーは道路交通法でチャイルドシート使用が免除されています。
新生児から使えるチャイルドシートがあるので、新生児でも車で外出は可能ですが。よほどの事情がない場合は遠出はおすすめできません。遠出の外出や旅行は生後5ヶ月〜6ヶ月以降にしておくとよいでしょう。
新生児の赤ちゃんが車で外出するには、次のことに気をつけましょう。
車内の環境を整える
赤ちゃんにあわせて車内の環境を整えてあげましょう。暑すぎたり寒すぎたりしないように車内の温度を調整しましょう。
また、赤ちゃんに直射日光が当たっているようであればカーテンをつけたり、チャイルドシートの向きをずらしたりして調整してあげましょう。
赤ちゃんを長時間乗せない
新生児を連れて長時間の車移動が必要なときは、こまめに休憩をはさみましょう。1時間に1度はおろしてあげるくらいがよいです。
長時間同じ姿勢は赤ちゃんに負担がかかってしまいます。また、赤ちゃんも車酔いをすることがあるのでこまめに様子を見てあげてくださいね。
休憩ごとに赤ちゃんをチャイルドシートからおろして抱っこしてあげましょう。車の中は乾燥していることが多いので休憩のたびに水分補給をしてあげたり、オムツが濡れていないか見てあげましょう。
チャイルドシートを正しく装着する
チャイルドシートは必ず正しく装着しましょう。ベルトが締まりすぎていないか?赤ちゃんの体の位置は正しいか?腰ベルトは締まっているか?を確認します。
新生児の体はまだフニャフニャなのでつい緩めにベルトを締めてしまいがちですが、赤ちゃんが衝撃でチャイルドシートから投げ出されないようにきちんと装着することを意識してくださいね。
また、赤ちゃんは複式呼吸をしているので腰ベルトがお腹を圧迫しないように気をつけましょう。
新生児も使えるチャイルドシートを使用する
チャイルドシートには種類があります。新生児から使えるフラットになるタイプや生後2ヶ月頃からのもの、キッズシートなどさまざまです。
新生児から使用する予定がある場合は必ず新生児用のものを用意しましょう。
新生児用ではないチャイルドシートを新生児に使ってしまう場合、頭や体がキチンと固定されず衝撃で赤ちゃんの体が投げ出されてしまう危険があります。
また、頭が固定されないと何度も頭が振られることでゆさぶられっこ症候群の危険もあります。
ゆさぶられっこ症候群とは?
生後6ヶ月未満の赤ちゃんを過度に揺さぶることにより、赤ちゃんに外傷などのダメージを与えてしまう危険があります。
特に、脳や神経にダメージがあった場合は発達の遅れや最悪の場合は死に至るケースもあります。
赤ちゃんが泣き止まなくて激しく揺すったり、喜ぶと思って過度にあやしたりすることで起こります。
- 頭を2秒間に5~6回揺すった
- 体を10秒間に5~6回で激しく揺すった
- 体を20分間左右に揺すった
- 空中に投げ上げてキャッチを繰り返す
- 急激に持ち上げたり下ろしたりを繰り返す
- バウンサーに入れたまま大きく早く何度も揺すった
普通に赤ちゃんの体を持ち上げたり、バウンサーをゆらゆらさせるくらいではゆさぶりっこ症候群は起こりませんので安心してくださいね。
上記を見てもわかる通り、短い時間の間に何度も揺れるほど激しいことが原因です。
ゆさぶられっこ症候群は月齢にあったチャイルドシートを着用していればそれほど危険や心配はありません。
タクシーに乗っていて赤ちゃんを抱っこしている場合も、何回も何回も急ブレーキ踏むような場面でもなければ大丈夫です。
もし、長時間の強い衝撃や揺れを与えてしまった場合はゆさぶられっこ症候群の症状が出ていないか確認してください。
もし、症状が見られるときにはすぐに脳外科医のいる救急外来に連絡しましょう。
ゆさぶられっこ症候群の症状
- ぐったりしている
- 元気がない
- 泣かない
- 笑わない
- ミルクや母乳を飲まない
- ミルクや母乳を吐く
- 10分以上泣き続けている
- ひきつけを起こしている
- 目の焦点があわない
ゆさぶられっこ症候群の症状は1ヶ月後にでるなど、その場ででないことも多いようです。
時間がたつほど重篤な恐れがありますので、普段から揺さぶらないことに気をつけて赤ちゃんと接しましょう。
急ブレーキを踏まない
運転手は安全に注意してスピードを出さないように運転しましょう。特に急ブレーキは赤ちゃんとって負担が大きいので気をつけてください。
赤ちゃんの頸椎はまだ柔らかいので急ブレーキなどで車が揺れたときには赤ちゃんの頭が振られることになります。急ブレーキをかける必要がないようにいつも以上に安全運転を心がけましょう。