ポイント
こんな叱り方はダメです!
- 感情的に怒る
- 理由を伝えず頭ごなしに叱る
- 叱る理由が一貫していない
- 大勢の前で叱る
- ダラダラと長時間叱る
- 過去を持ち出す
- 人格を否定する
叱っている理由が正しく伝わらなかったり、子供の心が傷ついて終わってしまう可能性があります。
感情的に怒る
感情的に怒るのと冷静に叱ることには大きな違いがあります。叱るのは、相手を思って諭すのですが、怒るのは出てくる感情に任せて言葉を伝えることです。
ですので、理性的でなかったり、理論的でなかったりしますし、子供の中には感情のみをぶつけられたという記憶が残り、叱る意味が正しく伝わらない可能性があります。
理由を伝えず頭ごなしに叱る
理由を丁寧に伝えないと、子供はただ大人の都合で叱られているような気持ちになります。ママやパパにコントロールされていたり、支配されているように感じることもあります。
叱る理由が一貫していない
前回は叱られなかったのに今回は叱られた、前は叱られなかったのに今回は叱られたなど、叱る理由が一貫していないと子供も混乱します。
何がダメなのかの基準がわからないうえに、毎回違うポイントで怒られることでお子さんもビクビクしてしまいます。
大勢の前で叱る
子供にもプライドがあります。大勢の前で叱ったり、弟や妹の前で叱ったりすると子供のプライドが傷ついてしまいます。
兄弟の上の子を弟や妹の前で叱ってしまうと、プライドが傷ついてその後の兄弟の関係が変わってしまったり、怒られない下の兄弟に対して嫉妬を感じたりします。
ダラダラと長時間叱る
叱る時間は「年齢×1分」が目安とされています。長々と叱ってしまうと、子供にとっては何が大切なのかどうしたらいいのかが伝わらずに終わってしまう可能性があります。
過去を持ち出す
叱るときはすぐにその場で叱ります。
過去の出来事を持ち出していると、子供は何を叱られているのかわからなくなってしまいます。今行った行動に対して叱っているということがきちんと伝わるように叱ります。
人格を否定する
叱るのは、行動に対してです。性格が悪いから、育ちが悪いからなどの人格を否定するような叱り方は、子供にとって救いがありません。
あくまでも今行った行動に対して伝えてあげるようにしましょう。