ポイント
正しい叱り方の順序は、
- 短い言葉で止める
まずは、すぐに行動を止めます。 - 安心させる
びっくりして泣き出したり、逃げ出す子がいます。抱きしめてあげたりして安心させてあげましょう。 - ダメな理由を伝える
なぜダメだったか、なぜしてはいけなかったのかをわかりやすい言葉で伝えましょう。 - どうしたらよかったかを伝える
どうしたらよかったのかを教えてあげましょう。
短い言葉で止める
コラ!ダメ!などの短い言葉で、まずは子供の行動を止めましょう。
大きな声をだすと、びっくりしていったん行動を止めます。やめて!ダメだよ!という気持ちがしっかりと伝わるように鋭い声と真剣な表情で伝えましょう。
安心させる
コラ!ダメ!などを聞いて、子供はいろいろな反応をします。びっくりして泣き出す子や怒り出す子、逃げ出す子もいるかもしれません。
1歳児はまだ善悪の区別がつかないので、ママが大きな声をだした!とびっくりしてしまう子が多いんです。
コラ!と叱ったら、安心させるように抱きしめたり、手を握ってあげましょう。「びっくりしたね」「大きな声をだしてごめんね」と伝えてお子さんを安心させてあげましょう。
ダメな理由を伝える
なぜ大きな声をだして叱ったのかを、子供にもわかりやすい言葉で伝えましょう。
「○○ちゃんを叩いたら痛いよ。△△くんも叩かれたら痛いし悲しいでしょ?だから、叩くのはやめようね。」
「道に飛び出したら、危ないよ。車が来て○○くんとぶつかったら、血が出たりケガをして痛いんだよ。」
「お友だちを突き飛ばしたらダメだよ。頭を打ったりしたら大変だよ。やめようね。」
大人には当たり前だと思うことも子供はわかりませんが、子供たちは経験して、ママやパパ、周りの大人たちに教えてもらいながら善悪を身につけていきます。
ですので、ダメな理由を1つ1つ伝えてあげることが大変重要です。
子供の頭の中でイメージしやすいように、ゆっくりと1つ1つの言葉を丁寧に伝えてあげましょう。
どうしたらよかったか伝える
してはいけない理由を伝えたら、しつけとして必要なことを伝えていきましょう。
どうしたらよかったのか、どんな行動をとればよかったのかを伝えてあげましょう。
「おもちゃん使いたかったら、貸してと頼むんだよ」
「道を渡るときは右と左を確認して、車が来ていなかったら手を上げて渡るんだよ」
「お友達と一緒に遊びたかったら、遊ぼうと誘えばいいんだよ」
などと教えてあげます。1歳の子供にはまだわからないだろうと思うママもいるかもしれません。
でも、子供はママの言葉は聞こうと思うものです。子供には向き合って、どうしたらよいかを教えてあげましょう。