ポイント

熱がない場合の発疹の原因は以下のように分類されます。

  • 乳児性湿疹
  • あせも
  • 虫刺され・とびひ
  • 赤くない発疹(乾燥による肌荒れ)
  • じんましん

詳しい対処方法は下の方に記載されています。

熱がない場合の発疹は、ママのケアでよくなっていきます。原因と対処法を知って正しいケアを心がけていきましょう。

分類1 乳児性湿疹

頭や顔に赤い発疹や髪の毛の生え際に黄色いかさぶたができたりするのが乳児性湿疹です。特に生後6ヶ月頃までによく起こります。生まれたばかりの赤ちゃんは新陳代謝が活発でママからもらった女性ホルモン影響で皮脂の分泌が多いので、毛穴が詰まりやすくなります。

また、赤ちゃんの肌は刺激に弱いので、ヨダレや鼻水、食べこぼしによって発疹が現れます。対処法は肌を清潔に保ってあげることです。ヨダレがでたり、ミルクの飲みこぼしがあれはガーゼで拭いてあげる。鼻水がでたら拭いてあげるなどしてあげましょう。

秋・冬は肌がカサカサになってしまうので、保湿ローションやクリームなどで保湿してあげましょう。

汗腺ができる生後1ヶ月~5ヶ月までには治ることが多いです。通常はかをみはないのですが、もし、かゆみを伴う場合やなかなか治らない場合はアトピー性皮膚炎の可能性もあります。その場合はお医者さんで診断してもらってくださいね。

▼チェック 冬に赤ちゃんの肌がカサカサに!乾燥肌対策に保湿剤を

分類2 あせも

赤ちゃんの頭や首、背中、おしりなど汗のかきやすいところに小さな発疹がでます。汗や皮脂の汚れなどによって汗腺が詰まることが原因です。赤ちゃんの汗腺は小さいので詰まりやすいんですね。対処法は、皮膚を清潔に保ってあげることです。

汗をかいたらこまめに拭いてあげる、シャワーやお風呂で流してあげる、綿やガーゼなどの通気性の良い服を着せてあげるなど、気をつけていれば自然と治っていきますよ。

あせもは夏場によくでますが、秋・冬も暖かい部屋の中で服を着込ませすぎていると汗をかきあせもができることがあります。赤ちゃんの体温は大人よりも高いので、脱ぎ着できるカーディガンやベストなどでこまめに体温調節をしてあげましょう。

分類3 虫刺され・とびひ

服からでている頭や顔、手足などは赤ちゃんも虫に刺されます。赤い小さな発疹の場合は市販の虫刺されの薬で対処できます。ただ、ヤブ蚊などに刺された場合、皮膚の弱い赤ちゃんは刺された部分が赤く腫れ上がってしまうことがあります。その場合は市販の薬は効きません。病院でステロイドを処方してもらってくださいね。虫刺されくらい大丈夫!と思うかもしれませんが、虫刺されをかきむしってしまいそこから黄色ブドウ球菌に感染するととびひになります。

強いかゆみを伴う水疱ができます。かきむしることで水疱が破れてしまうと中から膿がとびだします。感染力が強いのであっという間に全身に広がっていきます。とびひかもと思った時の対処法は病院に行くことです。小児科か皮膚科へ行って治療してくださいね。1週間ほどで治りますが、感染力が強いのでお風呂やプールには入れません。肌はキレイに保つ必要があるので、シャワーやかけ湯などで洗ってあげます。この時、水疱を触ったり刺激しないように気をつけましょう。

蚊以外にもダニに刺されることもあります。犬や猫のいるご家庭はダニ対策もしておきましょう。

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分類4 赤くない発疹

赤くないけれど鳥肌みたいなブツブツがお腹や背中にできることがあります。これは、乾燥による肌荒れであることが多いです。お腹や背中は服の下なので乾燥?と思うかもしれませんが、赤ちゃんの肌は非常に敏感なので服の摩擦などで乾燥してしまいます。クリームやローションなどで保湿してあげることでよくなっていきますよ。

分類5 じんましん

食後に突然赤いプツプツがでてきたときには、食物アレルギーの可能性があります。卵、牛乳、小麦、エビ、カニなど原因はさまざまです。ひどい場合は呼吸困難になることもあるので、必ず病院へ行ってくださいね。両親のどちらかがアレルギーを持っていると赤ちゃんも症状が現れることがあるので、気になる気になる食材を食べ始める前にアレルギー検査をしておくとよいかもしれません。

記事は下に続きます。


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