ポイント
熱がある場合の発疹の原因は以下のように分類されます。
- 突発性湿疹
- はしか
- 水ぼうそう
- 風疹
- 手足口病
これらの場合には、病院へ行くことが必要になります。
赤ちゃんの体に発疹を見つけたら、赤ちゃんの様子もチェックしてみましょう。ぐったりしていたり、機嫌が悪いときは熱がでている可能性が高いです。
分類1 突発性発疹
胸やお腹、背中やお尻などに広い範囲に赤い発疹ができます。発疹がでる前に40度近いの高熱がでるのが特徴です。突発性発疹で発疹がでるのは、治りかけのタイミングなので、それほど心配する必要はありません。2、3日すれば自然と治っていきますし、かゆみもありません。
分類2 はしか
首や顔、耳の後ろに高熱とともに鮮やかな赤い発疹が出るのが特徴です。最初に咳やくしゃみ、鼻水とともに38度以上のの熱がでます。その後、一旦下がり、その後発疹とともに再び高熱がでます。発疹は徐々に全身に広がっていきます。はしかは、肺炎や中耳炎などの合併症を引き起こす可能性があります。予防接種で予防できますので、受けておくとよいですね。
分類3 みずぼうそう
高熱とともに頭皮や首、胸などに小さなプツプツした発疹ができ、中に液体を含んだ水疱に変化していきます。その後、背中やお尻など全身へと広がっていきます。ひどいかゆみを伴いますが、かきむしってしまうと後が残ることもあるので、赤ちゃんの爪を短く切ったり、ミトンをつけてかけないようにしておきましょう。
発疹は肛門あたりまで広がります。オムツ替えのときに、水疱に触らないように気をつけましょう。発症したら、病院で軟膏などの薬を処方してもらいましょう。感染力が強いので、上の兄弟がかかっている場合は治るまで別の部屋で生活しておいたほうが安心ですね。予防接種があるので、打っておくと安心です。
分類4 風疹
顔や首の後ろになどに薄赤い色の発疹が出て、その後全身へと広がっていきます。熱は37度台と軽めです。発疹が発症する数日前から首のリンパ節を触るといたがったりします。3、4日ほどで熱も発疹もよくなりますが、早めに病院を受診してくださいね。風疹は妊娠中の方がかかると胎児に影響が出ることがありますので、下の子を妊娠中で免疫のない方はうつらないように気をつけましょう。
分類5 手足口病
名前の通り手のひらや足の甲や裏、口の中に赤い発疹が出ます。痒みはないのですが、口の中にできたときには授乳や食事を嫌がります。38度くらいまで熱が出ることもありますし、まったく熱がでないこともあります。かゆみはないので、自宅で安静にしていれば治っていきます。
▼参考 どうしよう?赤ちゃんが40度の熱を出して下がらない時の6つの対処法