ハイハイの練習ポイント
- 環境を整えよう
- 前に進む興味を引こう
- キックの練習をしよう
- 手足から着地しよう
- 四つんばいの姿勢を覚えよう
- おすわりからのハイハイをしてみよう
赤ちゃんがハイハイをするのにはこんなよい効果があります。
- 体中の筋肉や反射神経が発達する
- 体感が鍛えられて、バランス感覚や内蔵機能が高まる
- 手足の指を使うので、脳が発達する
赤ちゃんにとって、ハイハイって単なる移動手段じゃなくて成長のための大切な動きなんですね♪
赤ちゃんが上手にハイハイをしていくためにママと一緒に練習できるんですよ。やり方を紹介していきますね。
環境を整えよう
まずは、赤ちゃんが安全にハイハイできる環境を整えましょう♪
床にクッション材をひいたり、家具の角で怪我をしないようにしてあげましょう。
赤ちゃんが思う存分、ハイハイできる場を整えることが大切ですよ。
- テーブルやタンスの角などにクッション材をつけましょう
- ガラス製品などの壊れやすいもの、や危険なもの、御印をしやすいアクセサリーやボタンなど小さいものは赤ちゃんの手の届かないところに移動させましょう
- 引き出しにはチャイルドロックをしましょう
- キッチンやトイレ、浴室など入ってほしくない場所は入り口に柵をつけましょう
- 落ちてきたら危ないもの、不安定なものがないか確認しましょう
小さな赤ちゃんにとってちょっとした段差でも困ってしまいますし、怪我をしてしまうかもしれません。
ですので、赤ちゃんがハイハイを練習する部屋からでないようにしておくことが大切です。
また、扉や窓には必ずカギをかけましょう!
まだ出られないから大丈夫!と思っているうちに赤ちゃんはどんどん成長して、引き戸の開け方を覚えます。
赤ちゃんがベランダや階段に出てしまわないように、練習のときからロックをする習慣をつけてくださいね。
前に進む興味を引こう
赤ちゃんは「あのおもちゃを取りたい!」「窓の外を見てみたい!」など動きたい欲求に従って体を動かし始めます。
身体の発達とともに、赤ちゃんの「動きたい!」という気持ちや好奇心がハイハイへとつながっていきます。
そろそろハイハイの時期かな?と思ったら、ママは赤ちゃんに前に進む興味づけをしてあげましょう!
やり方
ママは赤ちゃんの少し前に座ります。手を伸ばしても触れられないくらいの距離がおすすめです。
あまり遠くに座ってしまうと、赤ちゃんも困って泣き出してしまったりあきらめてしまうことがあります。
少し動けば触れられるくらいの距離からスタートしましょう。
「ママはこっちだよ〜」「◯◯ちゃん、ここまでおいで」と赤ちゃんに声をかけてあげましょう。
この時、赤ちゃんの好きなおもちゃを見せてあげるものよいですね!
少しずつですが、前に進もうと動き出すようになります。できるようになってきたら、少しずつ距離を伸ばしてみましょう。
上手に進めるようになれば、赤ちゃんの横や後ろからも読んでみてください。
ママの声のする方に体の方向をかえて、動くようになっていきますよ。
キックの練習をしよう
少しずつ移動できるようになってきたら、次はキックの練習をしてみましょう。
うちの子のずりばいが始まったのは、足の力が強くなってきたなという頃でした。
抱っこすると足で蹴ってピョンピョンはねたり、寝ているときに足で床を蹴って布団から飛び出したりすることが増えたら練習を始めるタイミングです。
赤ちゃんをうつぶせに寝かせて、ずりばいのためのキックの練習をしていきましょう。
注意点
- やわらかいマットレスや布団の上では行わない。顔が沈みこむと窒息の恐れがあります!
- うつぶせの間、ママは絶対に目を離さない
- 赤ちゃんが嫌がったり飽きてきたら無理強いをしない
- 腕をひっぱらない
- 長時間行わない
赤ちゃんをうつぶせ寝にさせるときは、必ず注意点を守って行ってくださいね。
やり方
まず、赤ちゃんをうつぶせに寝かせます。
この時、もし赤ちゃんが足をバタバタさせていたり、床をけるような仕草を見せていたらチャンス!
ママは手のひらを壁のように赤ちゃんの足の裏にくっつけてあげましょう。赤ちゃんがママの手のひらをキックすると体が前に進みますよね。
これを繰り返していくことで赤ちゃんは、自分がキックすることで前に進む感覚をつかめるようになっていきます。
足をバタバタさせていない赤ちゃんには、ママは手のひらで足の裏を軽く押してあげましょう。
「こうやって足を動かしながら前に進んでいくんだよ」という感覚を教えてあげましょう。
上手になってきたら、自分で床をキックしながら前に進んでいくようになります。でも、最初の頃は赤ちゃんもまだ慣れないので、後ろに進んでしまうこともあります。
大人から見るとうまくできていないように見えますが、こうやって体の動かし方を学んでいるんですよ。
手足から着地しよう
ずりばいが上手にできるようになってきたら、いよいよハイハイの練習にはいっていきましょう。
ハイハイをしていくためには、まず、お尻を持ち上げて手足で体を支える感覚を覚えていきましょう。
やり方
まず、お布団などでうつぶせの姿勢になります(うつぶせの時の注意点を守りましょう!)
ママは両手で赤ちゃんの腰をしっかり持ち、赤ちゃんをゆっくり少しだけ上に持ち上げます。少し持ち上げると赤ちゃんは条件反射で手足を前に出します。
赤ちゃんが手足を前に出したら、そのままゆっくり手足からお布団に着地するようにおろしてあげます。
手足をつかってお布団にタッチする感覚をつかむことで、赤ちゃんはお腹よりも先に手足が床に着く体勢を覚えていきます。
手足から着地する体勢がうまくできるようになれば、次は四つん這いの姿勢に入ってきます。
四つんばいの姿勢を覚えよう
次は、ハイハイをするための四つんばいの姿勢を覚えていきましょう。
これには、ママが実際に見せてあげるのが一番!
はじめは、手足をゆっくり大げさに動かして見せてあげます。赤ちゃんはびっくりした表情をするかもしれませんが、興味津々で見ているはずです。
ママはハイハイを見せながら、遠くのおもちゃをとって持ってきてあげたり、窓の外を見に行ったりしながら「ハイハイができるとこんなことができるんだよ」と伝えてあげるとよいでしょう。
ポイントは、楽しそうに行うこと。ママが楽しんでハイハイしていると赤ちゃんもまねしたくなります!
赤ちゃんがうつぶせの姿勢で、ママのハイハイを見せてあげるとそのまま真似して動けるのでおすすめです。
おすわりからのハイハイをしてみよう
ママがうつぶせに寝かせてあげた状態からハイハイができるようになったら、お座りや仰向けに寝かせた姿勢からはいはいする練習をしてみましょう。
赤ちゃんが自分でハイハイの体勢になって動く練習です。
どんな体勢からもハイハイができるようになると赤ちゃんの世界が広がりますし、なにより赤ちゃん自身の達成感や自信にもつながります。
赤ちゃんがお座りしていたり仰向けに寝ている状態から、ママは「こっちだよ」「こっちにおいで」と呼んであげましょう。
この頃になると、お座りからのハイハイは比較的スムーズにできるはずです。
仰向けに寝ているところからのハイハイは、まずごろんと寝返りをうってうつぶせになる必要があるので赤ちゃんがどうしたらいいのか困っているときにはママは少し手をかしてあげましょう。
ハイハイが上手にできるようになってくる頃には、つかまり立ちをし始める子もいます。つかまり立ちをすると、目線が一気に変わるのでハイハイよりもつかまり立ちの方が好きになる子もいます。
まだ、ハイハイも上手にできないのにつかまり立ちばかりと思ってしまいますが、それもそれぞれの赤ちゃんの個性や興味の違いなので好きなように動かせてあげましょう。
お家の中でつかまり立ちできるものがたくさんある場合、ハイハイよりもつかまり立ちが多くなるようです。
うちの子もつかまり立ちが多かったのですが、児童館や育児支援センターなどの広いスペースに行くとハイハイで移動していましたよ。
歩くようになってもハイハイをすることもあって、その時そのときで動きやすい方を選んでいました。