赤ちゃんが寝ない原因にはどんなものがあるのか見ていきましょう。
赤ちゃんが寝ない原因は主に身体的、心理的、病気の3種類です。
身体的
- お腹が張っている
- オムツが濡れて気持ち悪い
- お腹が空いている
- 暑い、寒い
心理的
- 不安や寂しさを感じている
- 刺激が多くて興奮している
病気
- 病気や具合が悪い
原因1 お腹が張っている
授乳後うまくゲップができなかったり、お腹にガスがたまっている可能性があります。ゲップが出るように縦だっこして背中をさすってあげましょう。
赤ちゃんは1日数回うんちをしますが、便秘気味でお腹にガスが溜まっていることもあります。
その場合は、優しく足の曲げ伸ばしをしたり、お腹をのの字にくるくるマッサージしてあげましょう。
また、便秘にはママの食べたものが影響するので、脂質や糖分の多い食事はなるべく避けるとよいですね。
▼参考 赤ちゃんのうんちの色や状態が変!水っぽい・白っぽい・緑は病気?
原因2 オムツが濡れて気持ち悪い
おしっこやうんちでオムツが濡れて眠れない可能性があります。赤ちゃんは昼夜問わずうんちをするので、夜の授乳の前にオムツをチェックしてあげましょう。
原因3 お腹が空いている
新生児の頃は、ミルクや母乳を飲んでいる途中で疲れて寝てしまうことがあります。お腹が空いてしまうのうまく眠れません。
ですので、途中で寝てしまったら起こして規定量飲ませましょう。赤ちゃんの足の裏や肋骨の脇を優しくくすぐってあげるとよいですよ。
新生児は3時間ほどでお腹が空きます。母乳よりもミルクの方が腹持ちがいいと言われています。
母乳の出が悪い方やママが疲れているときなどは無理せずに、ミルクを併用するとよいでしょう。
原因4 暑い、寒い
赤ちゃんは体温調節が未熟で、部屋の温度の影響を受けやすいです。
夏は26℃~28℃、冬は21℃~23℃程度が赤ちゃんにとって快適な室温です。
室温を調整するとともに、タオルケットやベストを活用し体温を調整してあげましょう。
▼参考 赤ちゃんが寒いと感じた時のサインを見逃すな!判断する方法
原因5 不安や寂しさを感じている
10ヶ月間、お腹の中に包まれて過ごしてきた赤ちゃん。外の世界に来て不安を感じていることもあります。
お腹もいっぱいだし、オムツも汚れていないときは不安や寂しさを感じている可能性があります。
ママは抱っこしてあげてユラユラ揺すってあげたり、大丈夫だよと話しかけてあげるとよいでしょう。赤ちゃんも安心すると眠たくなってきますよ。
原因6 刺激が多くて興奮している
赤ちゃんは起きているときの刺激を寝ている間に脳の中で整理しています。
刺激が多すぎると興奮してしまいなかなか寝付けないことがあります。たくさんの人に会った日や新しい場所に行った日は赤ちゃんも興奮しているかもしれません。
新生児のうちは2時間以上起き続けないようにこまめに寝かしてあげましょう。
原因7 病気や具合が悪い
熱があったり、体調が悪くて寝ない可能性もあります。ママは赤ちゃんの様子を観察してみてください。
顔色が蒼白ではないか?
泣き方はいつもと同じか?
苦しそうではないか?
もし、上記のような症状があればすぐに病院か相談窓口に連絡し判断してもらいましょう。
夜間診療を行っている病院や市町村などの相談窓口の連絡先は目につくところに貼っておくなどするとよいでしょう。