解熱剤

ポイント

「解熱剤」とは熱を下げるための薬で、座薬や粉・シロップ・錠剤などがあります。

赤ちゃんに使うのは座薬が一般的です。

【座薬のメリット】

  • 効果が早い
  • 規定量を吸収することができる
  • 冷蔵保存できる

【座薬のデメリット】

  • 挿入を嫌がることが多い
  • 腸が荒れることも

座薬は熱が38.5度以上でぐったりしていたり、苦しそうなときに使用します。熱が高くても元気だったり食欲がある場合は使わなくてもよいでしょう。

熱が高い場合、病院を受診すると解熱剤を処方されます。

解熱剤とは熱を下げるための薬です。解熱剤には座薬や粉、シロップ、錠剤などもあります。赤ちゃんに使用する解熱剤で代表的なものは肛門から挿入する座薬です。

熱が出て病院を受診すると「熱が上がったときのために座薬を出しておきます」と処方されますが、必ず使わなくてはいけないわけではないんです。

少し熱がでたくらいで座薬を使うのは逆におすすめできません。赤ちゃんや子供の状態を見て熱を下げた方がよいときに座薬を使います。

座薬のメリットは?

効果が早い
肛門から入った薬は直腸で溶け吸収されるので、飲み薬よりも効き目が早いです。赤ちゃんの高熱が続く場合、体力を消耗したり脱水症状になる危険があります。そんなときにすぐに熱を下げてくれる座薬は心強いですよね。

規定量を吸収することができる
肛門から体内に入れるので規定量の薬の成分を吸収できます。飲み薬や粉薬の場合は赤ちゃんが嫌がって飲まなかったり、上手に飲めなくて吐き出してしまうことがあります。発熱時に嘔吐などが続く場合は飲み薬は難しいですが、座薬だったらどんな状況でもさせるので安心です。

冷蔵保存できる
座薬は約半年はど冷蔵庫で保存できます。赤ちゃんは突然高熱を出すことがあるので常備できると安心ですよね。

座薬のデメリットは?

挿入を嫌がることが多い
座薬を挿入するのが気持ち悪くて嫌がる赤ちゃんは多いです。ママやパパも熱を下げるためとはいえ嫌がるお子さんを無理矢理押さえつけるのはイヤですよね。

腸が荒れることも
座薬は直腸に直接働きかけるのでその分効果が高いのですが、何度もくり返すと腸に負担をかけてしまいます。座薬が処方されたときの回数や時間間隔を必ず守るようにしましょう。

座薬を使う目安は?

38.5度以上の高熱がでているとき
・熱のせいで元気がなく不機嫌で水分がとれないとき
・熱が高くて寝られないとき赤ちゃんは平熱が37.5度くらいです。小さい子供も大人に比べて体温が高いので37度台でもそれほどつらくないときが多いです。

38.5度未満でも元気がなくぐったりしているときがあります。これは熱が上がっていく段階が一番体がつらいため、元気がないことが多いんです。

熱の高くないときや平熱のときに座薬を使用してしまうと体温が下がりすぎてしまい危険です。高熱がでたときに熱をさげるために使うようにしましょう。

熱が出るのは、赤ちゃんや子供の体内にウイルスや細菌が侵入し体がそれらと戦っているためです。

体の熱を上げることでウイルスや細菌を死滅させようとしています。熱がでるというのは決して悪いことではないんですね。熱によってウイルスや細菌が完全に死滅すれば回復に向かっていきます。

ですので、座薬で一時的に熱を下げるとそのときは体が楽になりますが、使用するタイミングを間違えると座薬の効果が切れたときにまた熱が上がってしまうことがあります。

もし、以下のような状態の場合はなるべく座薬をつかわないことをおすすめします。

・水分がとれる
・食欲がある
・元気
・機嫌がいい

高熱がでるとすぐに熱を下げた方がいいと思ってしまいますが、まずは赤ちゃんの状態や機嫌をよくみて正しいタイミングで使用するようにしましょう。

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